進学、就職、人事異動、転勤、昇進、降格、転職、独立開業、失業、退職、結婚、離婚、出産、病気、死別など。
転機には、大なり小なりの問題や危機に遭遇しますが、今現在、この転機からくる問題や危機から、いち早く脱却したいともがいている方もいるのではないでしょうか?
臨床心理学者であり経営コンサルタントでもあるブリッジス氏は3ステップモデルという理論を提唱しています。
これは、転機には、〝終わりから空白に至り始まりがある〟という考え方です。
人は、次の「開始」ばかりに目を奪われ、何が終わったのかという「終焉」を意識しません。
大きな転機であるほど、なかなか「終焉」から「開始」へと移ることは難しく、途方にくれ、虚しい気持ちになったりする「中立圏」があり、徐々に新たな「始まり」にむけて気持ちを統合させていきます。
思い悩むのは当然の事で、直ぐに脱却できるものではないのです。
私にも転機はいくつかありましたが、その中でも転職の失敗は大きな転機でした。
当時は、とにかく早く就職しなければという思いで就職活動をしましたが、思うように物事が進まず、一旦何も考えずに今まで出来なかった事をやろうと思い、国内外を旅行し、様々な人や文化に触れながら、ヒントを探し、徐々に自分の将来の方向性を定めていきました。
無職の期間は10ヶ月となり、私自身もこれ程長くなるものとは思っていませんでしたが、私には転職失敗という転機を乗り越えるためには10ヶ月が必要だったのです。
今、転機からくる問題や危機に遭遇している方は、あまり焦りすぎないようにしましょう。そして、問題や危機に遭遇している人が周囲にいるという人は、決断などを急かすことは避けましょう。
いずれ新たな始まりに向けて、気持ちが整理されていきます。
