キャリアを形成していく過程において、人との関わりによりチャンスが巡ってくる事は多々あります。
〝人との関わり〟と聞いて、皆さんはどの様な人物を思い浮かべますか?
家族、親友、恋人、会社の同僚、上司や部下…。
ほとんどの方が、多くの時間を共に過ごす身近な人物を思い浮かべたのではないでしょうか?
家族や親友、恋人や会社の人との関係が良好であれば、多くの時間を幸せな気分で過ごすことができますね。
では、キャリア形成に関する視点からみるとどうなのでしょうか?
ここで、「弱い紐帯(紐帯)の強み」というスタンフォード大学の社会学者グラノヴェッターが提唱する理論をご紹介します。
これは、家族や親友などの関係を〝強い繋がり〟とし、単なる知人や時々メールのやり取りをする程度の関係を〝弱い繋がり〟とすると、〝弱い繋がり〟の方が、様々な面において重要で、強みとなるというものです。
強い繋がりの人とは似たような環境にいるため、同じような情報やネットワークを形成していることが多く、新しい情報は入りにくく、仮にすべてが強い繋がりの人たちのネットワークしかなければ、関係性が密であるが故に外部情報を阻害してしまいますね。
しかし、弱い繋がりの人は普段のネットワークとは異なり、生活の環境自体が違うため、普段は入ってこない情報を得る可能性が高いのです。
グラノヴェッターは転職した専門職、技術職、管理職に就いている人を対象に、転職のきっかけを誰から得たのかを調査において、家族や親友、恋人などの強い繋がりから転職のチャンスを得た人よりも、かつて一緒に仕事をしたことがある取引先や、趣味で知り合った弱い繋がりからチャンスを得た人の方が多いということがわかっています。
ご自身のキャリアについて悩みを持った時や、チャンスを得たい時は、〝弱い繋がり〟の人に連絡をしてみると思いもよらない解決策やチャンスが巡ってくるかもしれませんね。
