日常生活を送る中で、ネガティブな感情が生まれることはよくあることです。
そのような時、皆さんならどのように対処しますか?
〝ネガティブな感情は吐き出さない方が良い〟と考えている人は少なくないのではないでしょうか。
実は、ネガティブな感情は吐き出した方が、その後の気持ちが安定して良い結果へ繋がることがわかっています。
心理学では、
〝エモーショナル・ディスクロージャー〟
といい、自分の感じたネガティブな感情を吐き出すことにより解消するという手法があります。
アメリカの心理学者の実験では、1日20分、エモーショナル・ディスクロージャーをさせたグループと、させなかったグループを分けた結果、エモーショナル・ディスクロージャーをさせたグループのほうが1週間後の気持ちが明るく安定し、更には数カ月後に再就職率を比べたところ、エモーショナル・ディスクロージャーを行ったグループは53%、何もしなかったグループは14%という結果になりました。
家族や友人に愚痴を聞いてもらって気持ち楽になったり、ネガティブな感情が解消していることがありますが、これはエモーショナル・ディスクロージャーの効果なのです。
不安障害やうつ病などは、真面目な人ほど陥りやすいというのも、エモーショナル・ディスクロージャーが苦手だからとも言えるでしょう。
また、男性の方が女性よりもうつ病などで自殺にまで至るケースが多いのは、ネガティブな感情を吐き出せない人が多いからといえます。
男性は会社組織に属している人が多く、そう簡単に家族や同僚に弱音を吐くことのできる環境にないかもしれません。
そのような時は守秘義務のあるカウンセラーに弱音を吐くでも良いですし、感情をノートに書き出すという方法でも良いでしょう。
心の状態を健全に保つためにも、是非、エモーショナル・ディスクロージャーを上手く取り入れてみてください。

