「人は、やらなかったことを最も後悔する」という言葉をよく耳にします。

 

 

 

日本でも、ホンダの創業者である本田宗一郎さんも、「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」と同じような名言を残しています。

 

 

 

果たしてこの言葉は正しいのでしょうか? これについて、アメリカ・コーネル大学の心理学教授、ティモシー・ギロヴィッチは、

 

 

 

"人は失敗したことより行動を起こさなかったことを二倍後悔する"

 

 

 

といっています。

 

 




 

なぜかというと、私たちは失敗を正当化するが、何も試みなかったことについては正当化できないからといいます。

 

 

 

さらに、歳を重ねるにつれ、人は良いことだけ覚えて、悪いことは忘れてしまう傾向にある。

 

 

 

かくいう私もこの言葉に影響を受けた一人で、大学を卒業後、同じ会社に勤めて会社でもそれなりの地位を確立しつつありましたが、定年までこの会社で働いても満足出来ない、もっと自分の力を試してみたいと思い、転職することを決めました。

 

 

 

転職にはもちろん迷いましたが、ここで踏み留まってしまえば変われない。

「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」と、何度も自分に言い聞かせ、転職した結果は、

 

 

 

 

 

大失敗。

 

 

 

 

 

転職先の研修期間の3ヶ月間は上司の営業に同行し、仕事の手順などを学ぶのですが、そこでは毎日のように詐欺まがいの営業。

 

 

 

こんな事をしても良いのかと思うような出来事の連続でした。 どんなに理不尽なことや辛いことがあったとしても絶対に3年は続けると決めていましたが、さすがに人を騙してお金を稼ぐことだけはできないと思い、給料を受け取る前に退職届を提出。

 

 

 

そして無職となりました。 無職となってからは再就職活動をしましたが、なかなか思うように事が進みませんでした。

 

 

 

私としてはステップアップとしての転職でしたが、結果は、まさかの無職…。

 

 

 

思い描いていた人生プランとはあまりにもかけ離れた現実になってしまった時に感じたことは、以前勤めていた会社を辞めたことへの後悔でした。

 

 

 

あの言葉は、単にやる気を奮い立たせるだけの言葉だったんだと…。

 

 

 

あれかちょうど3年が経過しました。

 

 

 

 

しかし、今では転職したことへの後悔は全くありません。

 

 

 

 

 

これは強がりではなく、むしろ失敗して得られたことの方が、よほど大きかったと思えているからです。

 

 

 

転職に失敗して、

 

お金よりも人のためになる仕事をしたいという自分の価値観に気づけた。

無職になったことで、仕事があることの有難さに気づけた。

時間ができたことで、多くの旧友に再会できた。

海外旅行にも行くことができた。

この経験から、やりたいことが明確になり、資格を取得できたし、起業もできた。

 

 

 

まさに私自身も正当化してしまっています。

 

 

 

何もチャレンジしなかったら、今頃は居酒屋で会社や会社の上司の愚痴を言って自分に向き合わずにいたかもしれません。

 

 

 

「チャレンジして失敗を恐れるよりも、何もしないことを恐れろ」

 

 

 

私の人生に大きな影響を与えた言葉。何かにチャレンジして思うような結果を得られなかった時に、是非思い出して頂きたい言葉のひとつです。




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