僕が中島翔哉を知ったのは、FC東京というJリーグのチームでプレーしていた時だ。その時は、ドリブルは今と同じように凄いし、違いを作り出せるプレイヤーだとは思うけど、どこかフラストレーションを溜めている部分があるな。チームに違いを作りだせる選手なのに勿体ないなと思っていた。
それから少し経って、中島が海外に移籍して大活躍しているというニュースを見た。僕はなぜ活躍で来たのかという部分にとても興味を持った。
僕が分析した、中島が躍進できた理由はズバリ『自分に一番大事なことはなにか』という部分について徹底的に考えたからだと思う。
以前の中島は
・競争に追われている
・過程ではなく結果を求める
という部分があったと思う。
だが、今の中島は
・楽しむことを第一に考える
・過程を楽しみ、その上で結果が出せたら嬉しい
というスタンスに変わってきているように思う。
どういうところでそれを感じたかというと
・後輩である安西が五年前と性格が違うと言っていること
→他人にやさしくなるのは、自分が満たされているから。満たされているのは、競争や、結果、他人の意見に左右されないで、自分が一番大切なものを理解し、それを実践できているから。
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?269203-269203-fl
・10番を長年付けていた香川と10番を争うことについて聞かれたときに、10番は大切な番号だとは思うけど、番号よりも重要なことがあると答えたこと
→競争に勝つことよりも楽しむことが大切だし、楽しまないと競争に勝てないことも理解しているから
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?269200-269200-fl
・ヨーロッパクラブにも行くことができたがカタールリーグ移籍を決断したこと
→他人の価値観に左右されず、自分が一番楽しめる幸せに感じる場所を選んだこと
https://web.gekisaka.jp/news/detail/?269202-269202-fl
勝負の世界では競争が求められるし、結果も重要だ。でも、自分がやりたいことを理解し、自分が満たされていなければ、結果を出すことはできないことを教えてくれたと思う。トコトン楽しめば結果は後からついてくるんだなあと思った。