娘との想い出話。
少しずつ言葉を覚え始め、その頃のお気に入り。
「こんちゃ」
言葉の意味を理解していたわけじゃない。
自分が何かを見て、誰かに会って
うれしい気持ちや楽しくなる時にきっと
「こんちゃ」と笑顔で頭を下げてたのだろう。
散歩の途中で
すれ違った老人に
自分より高い視線の犬に
ボンネットで眠そうな猫に
駐車場の隅に咲く小さな白い花に
何年も何十年もそこに座っている大きな樹に
空にポッカリ浮かんでる雲に
誰も話しかけない赤いポストに
チョコンと頭を下げる娘が面白くもあり、愛しくもあり。
笑顔の意味。
何の計算もなく、欲もなく、見返りを求めるわけでもない。
ただうれしくて、なんだか興味をもって
「こんちゃ」
もう10年以上も前の話。
今でも娘は僕に笑顔で話しかけてくれる。
ニコニコしていてくれる。
大切な言葉
「ありがとう」を大きい声で言える。
あとは一緒にギターを弾いて歌ってくれれば最高!ってね。