日本人スタッフから期待されているFelix
前回は残念ながら執刀が回ってこず
今回は彼にたくさん教えようと
考えていました

彼は成人手術の希望ですが
症例がなく6歳の担当になりました
成人希望なので私が指導します

一番物分りが良く
私たちに対する態度も素晴らしいです
文献読んだり勉強もします

手術は無難に進みました
開胸、人工心肺装着まで順調でした
さあここから心臓止めてASD修復をするぞ
となった時に
突然ブツブツ言って手術室から出て行きました
どうやら気分が悪くなったようです
彼に手術をさせたかったので
少し待ちましたが帰ってこず
周囲も我慢の限界でしたので
2助手のエドワードに執刀医を変えました
フェリックスが戻ってきたのは既に
ASD修復が終わろうとするときでした
またそこから執刀させましたが
一番いいところをやらせてあげたかったです

ここでエドワードがそつなくこなして
それは嬉しかったのですが、、、

緊張やストレスなのか
体調管理ができなかったのか?

今回のフェリックスには
残念としか言いようがありません

彼は非常に性格がよく
私たちがフライトキャンセルされ
困っているときには助けてくれたり
土曜日にエドワードと2人で
私たちをアイリッシュパブに
連れて行ってくれたり
してくれました

次は頑張って欲しいです

イメージ 1

エマニエルは今回
あえて厳しく接してきました

心臓血管外科医になりたくて
自分でケニアや南アフリカまで行って
留学を希望したが断られた経緯があり
一番心臓血管外科に対する熱意が
あると思っています

そして今回、心室中隔欠損をやりたいと
ずっとアピールしてきたので
唯一の心室中隔欠損の手術を
彼に指名しました

自分で患者さんを探して欲しかったし
手術の準備や家族のケアも
してほしかったです

しかし手術前日の夜
エマニエルから電話がかかってきて
患者さんが入院していません と
3日前までに入院してもらって
手術の準備をするように言っておいて
彼らが自分で患者さんのことが
できるようあえて私たちは
休みにしたのに

3日前に入院してない時点で
連絡がないのはどうなったの?
患者さんには電話したか聞いてみたら
連絡先は知らないという
全て小児科医の主治医任せでした

私たちはなんとなく気がついていました
突然患者さんのお母さんは
自分の息子が心臓の手術を
受けないといけないと
私たちと初めてあった日に言われ
かなり動揺していました

私たちも実はこの患者さんは
手術適応ギリギリで
手術をするかどうかは
よく話して患者さんや家族の意向を
重く治療方針に反映させないといけない
患者さんが手術を受けないという選択肢も
十分いありえたのです
そこが理解できず
さらに動揺している家族と
向き合いませんでした
みんなそこを見ていました

だからあえて
外科医には向いてない
手術には入れないと
みんなの前で言いました

落ち込んでいるのはわかったのですが
あえて見ないふり

しかし人徳なのか
周りのザンビア人たちが必死にかばいます
みんなの前で問い詰めていると
他の全員から援護射撃がありました
麻酔科からも彼は悪くない
日本とは文化が違うと援護射撃
私vsザンビアスタッフ全員
みたいになってしまいました

私も引き下がれないので
放置を続けました
月曜日のエマニエルの手術は中止
火曜日、水曜日は手術に入れずでした

木曜日の手術ではあえて第2助手は
指定しませんでした
するとみんながエマニエルに
第2助手の機会を与えました

普通はみんなが手術に入りたいはず
なんで自分のチャンスを譲るの???
私は思いましたが
あえて競争せず助け合うのが
ザンビア人なのか

日本人スタッフにも人気のある
エマニエルですから
あえて手術から降ろしはしませんでしたが
少しは勉強になったでしょうか?

彼は次回、真価を問われます

イメージ 1

マンツーマンで心室中隔欠損の
閉鎖の仕方を教えたのに、、、
Dr. Ziwaは医師たちの中で一番若いが
一番年数が長い
飛び級組、おそらく秀才(だった)
このチームの代表を名乗っています
小児心臓血管外科を希望している

他の医師たちが未だジュニアカテゴリーで
彼だけがシニア

一番できないといけない彼

事前にペースメーカーの患者さんを
紹介してきたので主治医に指名
さらに心房中隔欠損の
小さくて呼吸器機能が悪い
ハイリスク症例の主治医に指名しました

水曜日にペースメーカー手術
木曜日に心房中隔欠損手術
連続がきつかったのか
ペースメーカーだけでキャパオーバー
だったのか?

ペースメーカーは教えてないので仕方ない
しかし心房中隔欠損は2月にやって2回目
日本でも手術をたくさん見た

こんなに期待外れだとは思いませんでした

手順がわかってない
パニクってたのか?
終始江川先生にリードされ
何度も
You are operator!
と怒られるぐらい
消極的というか
わかってないというか?

ザンビア人は褒めて育てないとダメ??
というくらいボロボロ

そういえば
手術の日に拡大鏡を忘れていて
フェリックスのを借りていました

それでは手術は無理です

手術はとても順調に進みましたが
それは江川先生のサポートがあってこそ

金曜日はぐったりで
第2助手に入るよう指示しましたが
エマニエルと変わっていました
体力面もダメ??

さらにさらに
(期待が大きいだけにボヤキ)
入院時サマリーと手術記録の
提出が私たちの最後の日の
午前零時を回ってからメールで届く
UTHの院長に報告書を作っていたのですが
メールを受け取ってギリギリで
仕上がりました

もう少し
外科のイロハを教えないと

次は頑張ってくれることを
期待します

イメージ 1