ビターエンダーのデビュー戦の結果が出た。
~以下、公式サイトより~
東京5R 曇 稍重 2歳新馬 芝2000
55津村明秀 466(初)
行き脚がつかず後方からになりました。道中は縦長の隊列の後ろから2番手を進み、3角から徐々に差を詰め、大外に持ち出だして直線に向くと、最後まで長く脚を使って伸び、3着に上がったところがゴールでした。「まだ競馬に向けて気持ちが入っておらず、ゲートの中で落ち着きすぎていて、スッと出られませんでした。ゲートを出てからも気合いをつけていきましたが、フワフワして進んでいかなかったですね。レース前はハナに行ってもいいかなとも考えていましたが、それどころではなかったですね。新馬戦にしては道中のペースが速く、終始促しつつの追走で、脚を溜めるところが少なかったです。終いはじわじわと長く脚を使ってくれたんですが、前を捕まえることはできませんでした。一度使って次は気持ちの乗りも違ってくるでしょうし、ガラッと変わってくれると思います」(津村明秀騎手)
9頭立ての2枠2番からのスタート。パドックは見れてないけど、馬体重は、466kg。
ラジオの解説では、少し腹回りに余裕があるがきびきびと動けているとのこと。
発走30分くらい前には、2番人気になり、1番人気が2.8倍でビターエンダーが3.8倍の2番人気だった。これはもう変わらないなと思ってると発走直前に1番人気になり、2.7倍、2番人気が3.2倍と急に入れ替わった。
これはパドックがよほど良かったのか、何か情報が流れたのかわからないけど、良い流れやなと思ってた。
レースはラジオで聴いていて、後で映像を見たんやけど、ラジオで聴いてるときに、スタートがばらついたと実況され、なかなか名前が呼ばれなかった。
結局、後方2番手になっていて、先頭までは10馬身以上あると聞き、「こりゃダメだ」と思った。
それでも、ビターエンダーを信じてポジションを上げてくれるやろうと聞いていたけど、そんな実況はなく、気づけば3コーナー付近。ちょうどそのあたりでやっと追い上げを開始していることがわかったが、「どうせ1番人気やから一応触れといたんやろ」と諦めながらも、期待はしてた。
そして、ゴール直前で3着に上がった事を聞き、よく来たな、と思った。
そして、レース動画がアップされて見てみた。
スタートももっさり出て、ダッシュもせずにフラフラと。もたついている間に、気づけば後方2番手。
向こう正面では、先頭から10馬身以上も後方になったのを見て、いつ動くのかと思ってみてた。動かなかったのはラジオで知ってたけど、動けなかったのかなとラップを見て思った。
馬場状態などは全く異なるが、参考程度に去年の同時期に行われているオクトーバーステークス(OP)を用いて比較してみた。
◆ビターエンダー メイクデビュー 梢重 3着時計:2:02.1(0.3秒差)
ハロンタイム 13.3 - 11.8 - 11.6 - 12.1 - 12.6 - 12.8 - 13.0 - 11.8 - 11.4 - 11.4
上り 4F 47.6 - 3F 34.6
◆昨年のオクトーバーステークス(3歳以上OP)良馬場 勝ち時計:1.59.2
ハロンタイム 13.0 - 12.1 - 12.1 - 11.9 - 12.2 - 11.8 - 11.7 - 11.2 - 11.4 - 11.8
上り 4F 46.1 - 3F 34.4
前半1000m過ぎるまでは、ほぼOPクラスと同じような流れである事がわかる。ということは、ビターエンダーがポジションをあげようとしても、新馬には厳しい流れである事がわかる。その後2ハロンは少し落ち着き、ここでやっと少しポジションをあげることができた。
全体の時計で1秒遅いが、オクトーバーSが良馬場で今回が梢重であることや、3コーナーあたりでペースが約1秒程度落ちているが、上り3ハロンはOP戦をほぼ同等を思われる。
更に、オクトーバーSは良馬場で11.2 - 11.4 - 11.8とラップが落ちているが、ビターエンダーのメイクデビューは梢重で11.8 - 11.4 - 11.4とラップが速くなっている。
3コーナーで逃げていた馬がバテてペースが落ち、後方から一気に差してこれたとも言えるが、メイクデビューとしては、上出来だと思う。
更に、ビターエンダーの上りは33.7秒で、上り最速タイ。同日3Rの未勝利戦でも33秒台が出ているけど、ビターエンダーが割りと切れる脚があるというのも収穫だった。
これらを見ると、今回勝ったフローズンスタイルは、なかなかのレベルなんじゃないかなと思う。そして、スタート悪く、後方になってしまって、ほとんど最後の直線だけで追い上げたビターエンダーも十分評価できる内容だったと言える。
競馬にタラレバを言ってはダメやけど、スタートを普通に出て中団辺りにつけれてたら、突き抜けていたかもしれないと思う。
またパトロールビデオがアップされればわかる事やけど、最後の直線でも、ビターエンダーはフラフラしてたように思える。
直線入り口でも、前にいる馬の後ろをフラフラ、外に出される際もフラフラし、結局、残り300mくらいからやっとまともに追い出したような感じ。
それでいて、ここまで差を詰める事が出来たのだから、ビターエンダーを褒めてあげてもいいと思う。鞍上の津村騎手も初めは乗り方が悪いと思ったけど、この状況では仕方ないのかなと。
逃げてもいいくらいに思ってたけど、馬が出てくれなかった、そして、ペースが速くポジションを上げる事も出来なかった。そして、真っ直ぐ走らせる事が出来ず直線ももたつき、きちんと走り出したときにはゴール直前だった。
こんな感じかな。
まぁ、レースラップを見ると、ポジションが後方になっても無理に追い上げなかったのは正解だったと思うし、津村騎手も調教などで長く脚を使える事を理解していたからそれを信じたんだろう。もし、無理にポジションを上げていたら直線に向いた段階で力尽きてたかもね。
パッと見では、馬はよかったけど、津村騎手がうまく乗れなかったって感じになるけど、よく分析すると、馬も騎手もよくやったと思える。ただ、初めに心配していたように馬が実戦で戸惑ってしまった。これに尽きるんじゃないかな。
だからこそ、次走は確勝だと思うし、勝たなければならない。そして、もう上のクラスでフローズンスタイルに借りを返そう。
それから、次できちんと勝ち上がる事が出来れば、結構いいところまでいけるんじゃないかなと思わせるメイクデビューの内容だったと思う。
ユニオンオーナーズクラブのデビュー戦は、3着と勝ち星はあげられなかったけど、将来性のあるレースをしてくれたビターエンダーには感謝すると共に、今後も頑張ってもらいたい。
この後に続くユニオン2頭はさすがにデビュー勝ちを意識するほどではないだけに、ビターエンダーの今後に期待したい。