9/10(日)中山競馬場 第9R 木更津特別にコートシャルマンが出走した。
9頭立で2枠2番から単勝37.1倍の8番人気での発走となった。
このところの成績でかなり人気を落としていた。
現地観戦どころか、仕事でレースも見れない状況だったのでこっそりラジコを聞きいていた。
馬体重は前走から10kg増えていて個人的にはいいなと思ってたが、パドックで解説者からかなり酷評を受けてて、もっさりしているとか、覇気がないとか、ばっさり切られてた。パドックを受けてなのか、一気に人気もなくなった。
パドックでの酷評もさほど気にならなかったけど、「覇気がない」と聞いて「今回もか・・・」とがっかりした。
新馬戦やりんどう賞のときは、若干チャカついたりしながらもいい雰囲気で周回してたが、その後、全くおとなしくて初めの頃は「落ち着いている」「古馬のようだ」と評価されてたけど、成績が伴わなくなってその評価は逆に「覇気がない」へと変わっていった。
でも、今回は現役生活が残り少ないこともあって、頑張れ馬券を買った。
最近では、人気も期待もなかったので買っても単複2000円ずつとかやった。
レースになると、ほんとに祈りながら実況を聞いていた。
スタートダッシュを決めて先頭に立ったことを聞いたときに、現状で最善策を取れたを思った。
その後は、隊列の実況を聞きながら「そのまま頑張れ、そのまま頑張れ」と祈り続けた。
3コーナーでペースが上がったという実況でもコートシャルマンは先頭をキープしている様子。
「そのまま、そのまま!!!」
心の中で叫ぶ。
直線に向いて、まだ先頭はコートシャルマン!!!
どの程度の差で先頭なのかわからないけど。
「頑張れ!残れ!!残れ!!!!」
残り200mになっても、先頭はコートシャルマン!!!
「来い!!来い!!!頑張れ!!!!」
「外から1番人気が一気に来た」と実況。
「後続も伸びてきている」と実況。
どうも1着は1番人気で決まりそうな感じで、2着争いの様相。
どうなんや、コートシャルマンはどうなんや!!
実況だけではわからない。
ゴールと共に、1着は1番人気であることと、コートシャルマンが2着に検討したことが実況される。
「やった、コートシャルマン頑張ってくれた!!やった!!!」と静かな事務所で思いっきり叫びたいところをグッと堪えて小さくガッツポーズ。
もちろん勝ってほしかったけど、最近の成績を考えればよく頑張ってくれた。
2着でも複勝が700円もついてくれたし♪
(勝ってたら単勝37.1倍と複勝700円以上で40万円超えてたが・・・・笑)
少し落ち着いてからレース動画を見た。
スタートは良かったが、騎手が促がして一気にダッシュ。
パトロール動画を見たらわかるけど、いつもながらダックスフントのような低い姿勢で先頭へ。
これからしばらくは回転の速い走法で走ってたけど、中盤はストライドを伸ばしていい感じで走れてた。折り合いがついていたのだろう。そして、勝負どころからいつもはギアが上がらないけど、今回はしっかり回転も速くなり先頭をキープできた。
直線では、2番手の馬が迫ってくるとグイっと半馬身前に出て抜かせない。
最後は、1番人気に一気に来られたので抵抗できずに2着でゴール版を駆け抜けた。
勝った馬はこのクラスではかなり抜けているような感じだったが、馬体を合わせる形になればもう少し抵抗できたのではないかと思った。
今回のレースは、まさに理想的な展開で前から思ってた前につけて粘りこむ競馬をしてくれた。
若い頃は、末脚がよくて追い込みばかりだったけど、コートシャルマンのレースっぷりから瞬発力勝負、時計勝負は分が悪く、持久力勝負に向いていると言ってきた。
これまでのレースを見てて、一気にギアは上がらないけど、後ろから来られた場合や並んでいる場合は抜かせないことが多く、サッと交わされてしまうと全く抵抗できないのがわかってた。
ということは割りとひきつけて逃げてそこそこのペースでいければ勝負になると思ってた。
今回は全く理想通りの展開になった。
コートシャルマンはよく短距離馬だと言われるが、もちろんそうではないと思いながらも成績からそう思わざるを得なかった。
でも、短距離で戦えるほどのスピードはなく、前に行きたい、逃げたいと思ってたからマイル以上のレースを待ち望んでた。
なぜなら1200m~1400mのレースでは、スピードが足りなくて前に行けないからだ。また、前に行けても短距離のペースでは最後が持たない。
となれば、マイルや中距離のゆったりした流れが最も適しているはずだと思ったわけ。
何もいまさら短距離馬だ中距離馬だというつもりもなく、距離適正以上に、ペースや展開を考慮したレース適正で戦うしかないという結論だから。
勝つために最善を尽くすのであれば、そういう考えでレース選択をすれば今回のように結果に結びつくんだろうね。
もちろん今回は、横山和騎手の好騎乗もあり、最終追いきりも馬なりで仕上た陣営の好判断もあっての結果だ。
ただ、個人的にはそれ以上に、前走の後にグリーンウッドで取り入れた「ネックストレッチャー」の効果が出たんじゃないかと思う。トレッドミルなどに際に、頭を上げると苦しくなる仕掛けで正しい姿勢に強制する馬具なんだが、これが最後の粘りに繋がったのではないかと思う。
ぶっちゃけ、もっと早くやっとけよ!とも思ったが、ここに来てでもそれに取り組んでくれた関係者一同に感謝したい。
これまでは、人気薄での好走の後に、人気して惨敗というパターンやったけど、ネックストレッチャーの効果が出たのであれば、次走もちょっと期待できるんじゃないかな。
ちなみに、馬場や展開によって確実ではないけど、時計面で何かヒントはないか探ってみた。
結果的に、好走したレースとそうでないレースで大きな特徴は見受けられなかった。
前半のペースや上がり、ラップの速い遅いなど色んな面で過去のレースを比較したが、これといった傾向は見られなかった。
どちらかというとどんなレースでも時計通りに走ってるし、そうでなければ凡走する。つまり、単純にムラがあるってことになるね。
でも、どんなレースでもワンペースで走ってて、コートシャルマンのレースでのスピードは3ハロン最速で「33.8秒」、最遅で「36.8秒」、平均すると「34.958秒」となる。
これらを1ハロンに割ると最速で「11.267秒」、平均で「11.667秒」となる。
今回の木更津特別のハロンタイムは以下の通り。
12.6-11.2-11.6-11.9-11.8-11.6-11.3-11.3
まず、一気に促がして先頭を目指した1ハロン目は最速で走ったと想定してラップより約1.3秒速く6馬身程度他の馬より前にいける計算になる。これなら先頭に立てても不思議ではない。
そして2ハロン目はその勢いのまま走ったとすれば、こんなものだろう。この辺りまでかなりピッチ走法だったので恐らくマックススピードだったと考えられる。
その後は、コートシャルマンの平均ハロンタイム前後で走ってて折り合いもついたと考えて良いだろう。
そして、直線に入ってもペースを落とすことなく、得意の坂でスピードアップもし、ラスト3ハロンはすべて11秒台にまとまった。
4~5ハロンで若干息が入っているのも最後に活きたのかもしれない。
このように考えると、スピードの上限値があまり高くないが一定のペースで走ることができると推定できる。
となると、やはり前目、理想は逃げる形が今のコートシャルマンには合っているのではないかと考えざるを得ない。
そして、逃げるにしても、スタート直後が比較的ゆっくりしているマイルもしくは、それ以上のレースが今の適正ではないかと思ったわけ。
これまでの仮定が正しいとすれば、1800mを1分45秒台、2000mを1分56秒台で走れることになるからそれは無理かぁ。笑
でも、今回のレースの走破時計「1.33.4」は、平均ハロンタイム「11.667秒」でぴったりになる。
最後に整理すると、
・ムラがあるけど、包まれたり外から被されると凡走する。
・そうでなければ持ち時計通りに走る。
・スピード上限は低く瞬発力はないが、スタミナ切れはない。(現時点では1600mまでに限る)
これらから考えると、スタート直後のラップがゆっくりなマイル以上のレースでハナを切って、11秒台のラップを刻んで直線を迎えれば、バテることなくそのスピードを持続させることができる。
一番重要なのは、気分良く走らせることで、そうすれば意外と距離も克服するかもしれない。
残り少ないから無理かもしれないけど、可能であれば1800m、2000mに挑戦してほしい。もしかすると化けるかも。。。。。遅いけど!笑
でも、今回のレースで陣営もわかったと思う。
今のコートシャルマンは「逃げ馬」であることを。
そうなれば、逃げることが出来るレースを選択してほしい。(ペース的にね)
格上でも、牝馬限定の中距離ハンデ戦なんか出ても面白いかも。意外と粘ったりして♪
とまぁ、色々と書いてみたけどあくまでも理想であり想定の話。
引退まで後何回走るのかわからないけど、これまでの鬱憤を晴らすかのように一気にクラスを駆け上がり、引退前にもう一度重賞を走れたら・・・・なんて夢をまた見てしまった。
後、2回勝つことが出来れば、引退レースは重賞に、なんてこともある??笑
昨日は、本当にいいレースを見せてもらったし、コートシャルマンの輝きがまだ完全に消えていないと思わせる姿に感動した。
この勢いをプレゼンスにも、と願いながら良い週末を過ごすことができた。
これなら謝恩会でも、松永調教師にお礼を言える。笑
コートシャルマン、お疲れ様。
来年の3月まで後ちょっとやけど、もっとその輝きを見せてくれ。
