7/7(木)に山元トレーニングセンターへ行ってきた。
一口馬主として、第2の出資馬であるプレゼンス(インコグニートの14)に会うために。
プレゼンスは、一度は美浦の尾形厩舎に入厩したのだが、立ち上がる、寝転ぶ、立ち止まると3拍子揃えて見事に山元リターン!!!笑
そりゃ、心配になるやん!!
ここまでいい感じに来てたのに。
まだ、会ったことないのと、今後もなかなか会う機会もないので結果が出てないうちに会っておこうと。。。。汗
まずは、予約の際に調教を見たいと伝えると直接山元TCに連絡してくださいとのこと。
今回は調教が見れなければあまり意味もないので山元TCに電話し、「9時に伺いますが、タイミングが合えば調教を見学したいのですが。」と伝えると「では、9時に来てください。調教の時間を合わせます」と。
え、合わせてくれるんや。笑
と、いうことで、前日から仙台に入り、朝7:50に仙台駅前のレンタカー屋を出発。
ルートは仙台東ICから高速に乗り、8:25頃に山元ICで降りて、そこから下道で山元TCには8:55に到着。
仙台市内が少し混んでたからギリギリやった。前回来たときは割りと早く着いたのに。
山元TCの看板発見!前回は別のルート(裏道)で来たので見れなかった。
そして、到着。
既に9時数分前やったので、事務室で声をかけると、調教は9時半頃になるとのこと。その間、事務員の方と色々話ながら待っていた。ちょうど、社台ファームの馬たちが調教していた。前回は知らなかったが、牧場ごとに調教時間が異なるそうだ。だから、社台の調教は頭数も多く見応えあるが、追分は少し寂しいらしい。笑
見てると、社台ファームの馬たちがゾロゾロと・・・。
待ち合い室には、イスラボニータの写真があった。確か、今ここにいるはずなんで、見たかったけどなぁ。
調教展望デッキに、前回来たときに案内していただいた方がおられたのだが、その方は社台の方で今回は別の方になるそうで、少し安心した。なぜなら、あまりフレンドリーな感じではなく、若干話にくかったので。。。。
そして、スッと感じの良さそうな方がいらっしゃって事務員さんが、あの方が厩舎主任ですと紹介してくれた。
事務室から見学バルコニーへ出ると、厩舎主任さんが、さわやかに挨拶してくれた。
かなり好印象!
これは色々聞かせてもらおう♪
ちなみに、プレゼンスの調教で騎乗されるのがは調教主任さんだそうで、期待されてる?って思えてなんか嬉しかった。
調教中と厩舎前の2箇所で話をさせてもらった。その内容は以下の通り。
【調教中】
今回の山元TCへの帰還は、ほんとに想定外で、山元TCにいるときは全く問題はなかったのでスタッフみんなが一番驚いたとのこと。前日に厩舎主任さんも乗られたそうが、普通によかったと。
原因としては、尾形厩舎の若手の助手さんが北海道に行ってて、67歳の方がプレゼンスを担当したそう。プレゼンスは賢い馬で、人を見て自分より下だと判断したり、敵意を持つと言うことを聞かなくなる可能性があるとおっしゃってた。
気性面に不安があったが、少し安心した。
そこで、気性面について伺うと、山元TCに来た当初は、何か企んでいるような雰囲気があり、立ち上がってやろうか、止まってやろうかというような嫌な雰囲気だったそうだ。
でも、日を追うごとにおりこうさんになり、言うこともよく聞くようになったようだ。それだけに今回の美浦での状況を聞いて信じられなかったそうだ。今回、美浦での出来事を聞いたときに、調教主任さんが「俺が乗りに行く!」とおっしゃってたそうで、そのくらい山元TCにいるときに見たことのない出来事だったようだ。
後は、美浦で調教している馬の多さに驚いてスイッチが入ってしまった可能性もあると言われてた。
元々、入厩時期としては、尾形調教師は特に焦ってなくて、暑い時期は無理させない方針のようで、すぐに山元TCへ戻したそうだ。
何なら暑い日は調教も乗らなくてもいいって言うくらいらしい。
この日の気温は20℃程度でとても涼しくて美浦にいるよるずっと環境は良いと思うので、今回のリターンはプラスと考えてる。
まぁ、大事に育ててくれればそれで文句はない。
今回はうまく進んでたので美浦を移動してゲート試験を受けて、そのままいけそうならデビューも考えていたそうだが、ゲート試験まで行かずに山元リターン。。。。
ちなみに、山元TC始まって以来、最速でのリターンだとか・・・・。
ある意味伝説作ってもーたのか。
レースで伝説を作ってほしいもんやけどな。笑
ゲートについては、山元TCでも練習しているそうで、ゲート内でも暴れることなく、出しても問題ないと。でも、プレゼンスのやつは、試験になってみないと安心できんけどな。
調教でのイメージを、聞くと、走りは良いものを持っていると言って頂きカグニザントやコグノセンティ、ゴールドレイと比べると、走るほうへの気持ちがいい意味でゆったりしているようで、兄たちは行きたがって制御ご大変だったようで、プレゼンスにはそんなところがないと。なので、距離も持ちそうとのこと。
ただし、まだトモが甘く今後の課題だそうだ。
芝かダートのどちらが向いているか聞いてみると、今はどちらとも言えないとのこと。芝でやれるくらい軽い走りはするし、血統的にダートも問題なさそう。繋もどちらにも対応できそうな感じだと。
この日の調教は、2000mの周回コースをダクで1周し、22秒~23秒程度のキャンターで2周するというものだった。調教を見ててこのペースでも行きたがるような面はなく、ゆったり走れてたので好印象だった。
一緒に走っていたのは、4頭で、地方で2勝している馬と、シーリーコートの14、スカイトラベラーの14だった。スカイトラベラーは父がハービンジャーなので、ハービンジャー産駒の話題に。
デビュー時は割と活躍するが、その後がいまいちですねと言うと、確かにそうで、社台の方も同じ印象を持っているそうだ。原因としてはトモが緩く活躍しきれないのではとおっしゃってた。今後、出資の際はそのあたりも考慮したほうがいいだろう。
それから、調教主任さんがクラブのツアーに行かれたそうで、ルーラーシップ産駒とヴィクトワールピサ産駒は特に好印象だったそうだ。確かに、見た目はバランスもよくかっこいいと思う。
リリーバレー時代の調教動画でメンコをつけていたが、山元TCでもつけているのか聞くと、一切付けてないとのこと。更に、厩舎主任さんはメンコは付けない主義だと。育成時代に着けてしまうと、いざというときに効果がなくなるのでつけないそうだ。
次に、脚が長いことについてメリットデメリットを聞くと、特にないらしい。要はバランスが大事で、プレゼンスの場合、全体的にパーツが大きくとてもバランスがいいそうだ。そのおかげで、500kgを超えてても見た目に重苦しさがないのだろう。
尾形調教師は来年か再来年で定年となるが、その後はプレゼンスの行先など決まっているのか聞いてみると、新規の厩舎になるか、尾形調教師のつながりで転厩するか、クラブが別の厩舎を選ぶのか今はわからないそうだ。
次に、この段階で乗り味が良いと活躍するのかと聞いてみると、いいなと思ったらやはり良い結果を残すことが多いそうで、どんな走りがいいのか教えてもらった。
トビが大きく、走り方がきれいなのがいいと言われるが、具体的には走っているときにトモの開きを見ると、均等に真後ろに蹴れているのが良いと。どちらかが開いたりすると走りにぶれが出るので良くないそうだ。そんなとこみてなかったな。
ちなみに、最近でいいなと思ったのはシンハライトだそうだ。
さすがやな。
また、厩舎主任さんもキャロットで出資されているそうで、シンハライトには出資できなかったと。社台RHやサンデーTCで出資するのはどこか気が引けるそうで、それも分かる気がする。
それでも、色々見てると1口出資したいなって思う馬はいるそうで、プレゼンスはどうですかと尋ねると、「兄弟の中では気性も良く、言うことも聞いてくれて走りも良いので、面白い存在だと思う」とおっしゃってた。
出資したいとは思わないんだ・・・・笑
レースを多く使える馬の特徴を聞いてみると、脚元はもちろん、背腰の弱い馬は、なかなか続けて使うのが難しいようだ。プレゼンスは脚がとてもきれいで、ソエやむくみなど全くなく丈夫なようだ。後は背腰が弱くなければある程度使えるだろう。
また、1勝さえしてくれれば、先々は走ってくると思っているそうで、なんとか1勝してほしいもんだ。
今後については、尾形調教師はすぐに戻すとおっしゃってるようで、若手の助手さんが戻ったらタイミングで美浦に入厩だろう。その時にはお行儀よくしてもらいたいもんや。
~調教時の写真~
一番心配していた調教前も、落ち着いて指示を待ててるので安心した。赤い服の方が調教主任さんでプレゼンスだ。
まずは、ダクで脚ならし。
4頭の後列の内側をプレゼンスが行く。
前列内が2勝してる地方馬で外がスカイトラベラーの14(ハーツクライ)。
プレゼンスの外がシーリーコートの14(ハービンジャー)。
続いてキャンターでまわってくる。
きちんと、隊列を守り、若干舌を出して遊んでる雰囲気もあったけど、特にかかることもなく調教できてたよ。
最後は、尾っぽを振って上機嫌でクールダウン。
美浦でもちゃんとやってね。笑
調教後も、すぐに息も整ってる感じで好印象やね。
歩いてる時もスナップが効いてるね。前を行く馬にちゃんとついていってるし、いい感じやん。
てか、並んで歩いてると背が高いのがよくわかる。それに、調教主任さんも周りで騎乗されてる方と比べると大きい?笑
プレゼンスは馬格があるから気にならないのかな。
とりあえず、調教を見て一安心や。
【厩舎】
プレゼンスを初めて間近で見たけど、とても大きくてバランスがいいね。気性面も気になってたけど、とてもおとなしくてじっとしてくれてたので写真も撮りやすかった。
HPの写真ではトモが少し物足りなく、華奢に見えたけど、実際は全くそんなことなくて、馬格があって力強さがありながら、バランスの良さで重苦しさがないという印象だった。
正直、とても気に入った。本当にかっこいいと思ったよ。
なんかやってくれそうな雰囲気を感じた・・・・って、すでにやらかしたんやけどね。笑
こちらでは、主に調教主任さんに話を伺った。
デビューについては芝でもダートでもどちらでも良さそうで、距離もいいところを走れるだろう。ダートの中距離でデビューさせるのか、馬格がありながら軽い走りをするので、芝でも楽しみだそうだ。兄妹で言うと、コグノセンティよりカグニザントよりだとおっしゃってたので、芝から入るのかな。
パワータイプかスピードタイプかを聞くと、即答でスピードタイプとおっしゃった。本当に軽い走りをする馬で、体高が世代トップレベルでありながら手先を起用に使ってて乗りやすいそうだ。
調教に乗ってても、ストライドがあって、13-13の早めでもブレがなくて軸がしっかりしているので、載ってて心地よいとおっしゃってた。
サービストークだとしても、期待してしまうやん!!
また、頭もよくて、普段から他の馬と比べて色気も出さないし、周りで暴れても動じないし、自分の世界を持ってるそうだ。
自分の世界ってのが若干怖いけど。
写真を撮るために、厩舎主任さんがスマホで色んな動物の鳴き声を鳴らしてくれてたけど、それにも反応しないし、いい意味でずぶといとおっしゃってた。
歩かせると、のびのび歩いてたが、一瞬立上りそうになったのはご愛嬌。
綺麗に歩いてたね。
馬体重は、現在504kg程度で、今後は筋肉がついてまだ増えるかもしれないと。
そうなると、時間がかかるのかとおもえば、早い時期から行けるとみているそうで、ゲート試験の結果次第で入厩後2か月程度でデビューも有り得るそうだ。
乗り込みは順調だということで、今後が楽しみになった。
~厩舎前の写真~
初めましてやね!
思ったよりきれいやね。天気が曇りで写り良くないけど毛艶も悪くない。
どっしり構えていい感じやん!
トモは確かにボリュームがあるけど、まだ薄くてこれからやなぁって感じ。
それでも、厩舎主任さんがおっしゃったように全てのパーツが大きくガッチリしていながら窮屈なところはないように思える。
歩かせてみても軸はぶれずにしっかりしてる。募集時の動画では、引き手が悪かったのか微妙やったけど、全然いいやん♪
途中、尻っぱねしたけどね。
最後に厩舎主任さんに写真を撮ってもらい、いい写真が撮れましたよって言われて後で見たらめっちゃいい感じ。
一度会っただけで絆ができたみたい?笑
実際、すごく綺麗な目で、じっとこっちを見て観察してるみたいやった。確かに賢そうで、目にも力があり頼もしく思えた。
贔屓目はあるけど、すごくカッコよくて雰囲気もあり、出資者というより、ファンになった。
ヴィクトワールピサ産駒は見栄えするけど、確かにグッドルッキングホース。
やっぱり近くで会わないと思い入れも違うよな。
写真よ動画で見てたけど、本当の意味で愛馬になった。
それが七夕とは、なんともロマンチック。(男同士やけど!笑)
今回は、合計で1時間半も滞在して色んなお話を聞かせてもらいとても有意義な訪問やった。来てよかったと心から思った。
それに、厩舎主任さん、調教主任さん、事務員の方々みんなとても気さくでいい方ばかりで、本当にいい時間を過ごせた。
忙しい中、丁寧に対応して頂き本当に感謝している。
それに、プレゼンスが活躍してくれると嬉しいけど、追分ファームの皆さんのためにも、本当に頑張ってほしいと思った。
今後の出資に関しても、追分ファームで探してしまいそうなくらい素敵な方々だった。
遠くてなかなかいけないけど、また訪問して色々話が出来たらいいなと思う。その時は、歓喜の握手でも出来れば最高やね。
色んな人の想いを乗せてプレゼンスはきっと頑張ってくれるやろう。きっとやってくれるやろう!!
頑張ってくれよ♪