駅前ビルの7階にある100円ショップに行くために
エレベーターを目指して歩いておりますと
一人のおばばさまが、猛ダッシュで私を追い抜いて行き
閉りかけている扉に、持っていた傘の先を突っ込んで
扉をこじ開けようとしましたが、あえなくエレベーターは閉ってしまい
落胆した様子のおばばさまは、傘を杖代わりにして
しばらく息をゼーゼーしておいででございました。
そんなに急いでどこへ行く!?
かつて賑わいを見せていた駅前ビルも今では閑散としており
店内にあるものと言ったら
ゲームセンター、カラオケ、ジム、さびれたカフェくらいのもので
到底、そのおばばさまとは無縁のものばかりに思えます。
地元の服屋さんも数軒テナントを構えているのですが
服を買いに行くにしても100円ショップに行くにしても
そんなに急ぐ必要もなかろうて。
そんなどうでもいいような事を考えていたら
ようやく、エレベーターが降りてきまして
おばばさまは、真っ先に乗りこんで
入口すぐボタンの前にお立ちになりました。
まだ10人程の人が乗ろうとしていたので
エレベーターガールのおばばさまは
ドアを開けておこうと思われたようで
ボタンに手が伸びたのが見えました。
と思ったら、乗降中の中年女性がドアに挟まれてしまったのでございます。
あれれ。閉めちゃったのかよ。
いくら自分が急いでいるからと言っても、他の人を挟んじゃうはずがありませんし
きっと開くと閉じるのボタンを間違えてしまったのだろうと
善きに解釈しておりましたが
2階でも同じように乗降客の確認をしないで
閉じるボタンをダブルクリック×3回くらい押していたのでございます。
その様子は故意としか思えません。
ひでぇおばばもいたものでございます。
しかし、そんなに急いでどこへ行く!?
果たして何人の犠牲者が出るのかと按じておりましたらば
次なる停止階で、おばばさまはエレベーターガールの任務を怠り
真っ先に降りて行かれたのでございました。
降りたフロアは、何とハローワークでございました。
高齢の身で働くのは結構なことですが
エレベーターガールだけはご勘弁願いたいものでございます。
それにしても、あのようなおばばさまと一緒に働く人は気の毒でございます。
クワバラクワバラ・・・。
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