北京オリンピック 男子男子400メートルリレー 銅メダル獲得!!
今回の結果は、「棚から牡丹餅」と、ちょっと違うと個人的には思っています。
1928年アムステルダム五輪(女子800m)で人見絹枝選手が銀メダルを獲得したとき以来ですから実に80年ぶりにトラック種目でのメダルを獲得です。
そして、なんと男子では初めてだったそうです。
確かに運はあったと思います。
16チーム出場した予選で、イギリス、アメリカ、ナイジェリア(アテネ五輪の金銀銅)を含む6チームがバトンをミスして姿を消しました。これは、オリンピックに限らず起こりうる種目でもあります。
リレーには失敗はつき物です。
だから総力だけでは勝てないところがこの種目の醍醐味だと思います。
確かに個々の能力では、世界のスプリンターの速さには太刀打ちできないと思い舞ます。
しかし、それとは別に日本には世界と戦う為に磨き抜いてきたバトン技術があります。そう信じてきた大会でもありました。
練習でのバトンはあうんの呼吸で繰り広げられます。
ちょっとのミスはお互いの感覚で修正されていきます。
一応、画像(ビデオ)でも確認はしていますが、それでも素人がみてもわからないレベルでの誤差を修正しているレベルです。
コンマ一秒の違いが大きく明暗を分けるのもこのバトンがつながる瞬間です。
スタートして1走目(塚原)から2走目(末續)。
そして運命の3走(高平)からアンカー(朝原)
ここまで来ると後は朝原の勝負になる。
今回は、3走目にジャマイカのボルトがいました。
これは速いのはわかっています。しかし、アンカーに渡るところで2番手!!
あとはご承知の通りの結果です。
日本チームは、コレまで何度も繰りかえし練習してきた「アンダーハンドパス」を作り上げてきました。
これは、バトンを下から上に押し付けて次の走者に渡す方法です。
世界の主流は、オーバーハンドパス(日本の左側のドイツ)です。
これは、お互いが手を伸ばして距離を稼いで渡す方法となります。
しかし、届かなければバトンは渡らないことも。。。。
さらにつまればバトンを落とす可能性も高いんです。
そういう意味では、日本は確実に渡る方法を選んでいるのかもしれませんね。
しかし、そのウラにはお互いが信頼しているからこそトップスピードまで加速して渡せるモノがあるます。だから出来るとも言えます。
まさに「阿吽の呼吸」です。
今回のオリンピックは、昨年(大阪世界選手権)に引き続き同じメンバーで試合に臨みました。引退を決意していた朝原選手に「メダルを取らせたい」とメンバー全員が思っていました。
最後のアンカー勝負になった第4コーナー
まずは、一番手でボルトからパウエルへ。
このまま順当に走れば金メダルは確実なのは誰にでもわかりました。
あとは、インコースから追い上げてくる100mの銀メダリストのリチャード・トンプソン(トリニータ・トバゴ)
これには、朝原選手は食らいつきました。
過去に何度(リレー)も決勝に進んだが、あと一歩のところで届かなかったメダルを、
とうとうつかんだのです。
10年以上、日本のアンカーを務めてきた朝原選手の最後の大一番。
男を魅せた!
そして、銅メダル!!
この試合を見た関係者はみんな感激の涙。
これこそ ”感動をありがとう” というものでした。
私も日本選手団に関わるようになってずいぶん経ちました。
コレまで、世界選手権で為末選手の銅メダル(2001エドモントン/2006ヘルシンキ)や末續選手の銅メダル(2003パリ)室伏選手のメダル獲得など
いろんな事がありました。
しかし、今回は、また違った感動がありました。
おめでとう!!
そして、
心から、感動をありがとう。
TKC BODY DESIGN (TKC鍼灸マッサージ治療院) 代表 曽我武史は、
北京オリンピック陸上競技日本代表チームをサポートしています。




