試しに、ナポレオン戦役で「まさか!」の分析

◎圧勝、◯勝ち 、△辛勝または引き分け、×負け

1796年1797年 第一次イタリア遠征
◯モンテノッテ・デゴ:まさか!中央に突進してくるとは(内線作戦)
◯ミレシモ・モンドヴィ:まさか!デゴからこの速さで引き返してくるとは
◯ロディ:まさか!ピアチェンツァでポー河を渡るとは
◯ロナト・カスティリオーネ:まさか!マントヴァの包囲を解くとは
◯バッサノ:まさか!追撃してくるとは
◯アルコレ:まさか!アディジェ河を渡って背後を取ろうとするとは
◎リヴォリ:まさか!主力をリヴォリに集結させているとは

1800年 第二次イタリア遠征
△マレンゴ:まさか!アルプス山脈を越えて来るとは

1805年 三帝会戦
◯ウルム:まさか!ドーバー海峡からこの速さで引き返してくるとは
◎アウステルリッツ:まさか!プラッツェン高地を放棄するとは

1806年:対プロイセン戦役
◎イエナ:まさか!フランケンの森から背後に回り込むとは
◯アウエルシュタット:ダヴー強ええ!

1807年:対ロシア戦役
△アイラウ:正面からの力押し
◯フリードランド:正面からの力押し

1809年:対オーストリア戦役
◯エックミュール:まさか!側翼をすり抜けて背後から襲って来るとは
×アスペルン•エスリング:正面からの力押し
△ワグラム:正面からの力押し

1812年:ロシア遠征
△スモレンスク:正面からの力押し
◯ボロジノ:正面からの力押し
*遠征自体は大失敗

1813年:ドイツ戦役
×ライプチヒ:ナポレオンの完敗

1814年:フランス国内防衛戦
△シャンポーベル、モンミラーユ、ヴォーシャン:いつもの内線作戦

1815年:最終決戦
×ワーテルロー:いつもの内線作戦

「まさか!」の要素がなくなり、力押しが多くなったり、内線作戦を読まれた後半から勝てなくなってる。原因は、①ナポレオンの軍自体が巨大化して軽快な機動力ある戦いができなくなり、②敵もナポレオンの戦い方を研究するようになり驚かなくなっていたこと。

他の戦史もこの観点から分析したらおもしろそう。