シュムペーター「資本主義・社会主義・民主主義」
資本主義は生き延びうるか?
1. 投資機会の消失
人々の欲望が飽和して投資機会が消滅するか?否。イノベーションによって新しいモノ・サービスが誕生するから、人々の欲望が飽和して投資機会が消滅することはない。
2. 企業家精神の衰退
資本主義は企業家精神を持った者達によって発展した。しかし、大企業化すると共に、官僚化して企業家精神は失われていく。資本主義はその進化のために滅亡して社会主義化する。
資本主義は、その成功ゆえに大企業化し、結果として企業家精神が失われ滅びてしまい、社会主義になるという。
大企業病は当たっている。社会主義というとソ連を思い浮かぶが、シュムペーターは、日本で言うと、かっての国鉄や日本航空のような半官半民の企業になることも社会主義への過程と考えているから、そういう意味ではハズレてない。
資本主義は成功すればするほど大企業病に陥る宿命にあるというのは、考えてみたら大変な話だ。それを打破するのがイノベーションなのだろう。
