ベトナム戦争でアメリカ軍は兵士と物量を大量投入したのに負けた印象があるが、前線の兵士と後方支援の兵士の割合は1:8位で実は前線に十分な兵力を投入できていなかった。
前線に投入された兵士は少人数のチームで勝手のわからないベトナムのジャングルを前進してベトナム側のゲリラに一つひとつ潰され消耗していった。しかもアメリカ軍は後年ベスト&ブライテストと揶揄された前線を把握していない遥か後方のインテリ参謀集団に作戦が立案されていたからさらに悲惨であった。
ちなみに同じ参謀本部でも普仏戦争を勝利に導いたモルトケ率いるドイツ参謀本部は、野戦部隊と共に列車で移動して、常に前線に張り付いていたからリアルタイムで的確な指示を出せたという。
今のアメリカ軍はネットで情報がリアルタイムで前線に送られるから、兵士一人ひとりがリアルタイムに判断して作戦行動を取れるようになっている。
現場を知らず肥大化した後方部隊は解体分割して現場に送り出してリアルタイムの判断に任せるのがベストであるが、その時の戦略単位は、訓令方式に適合した師団というのが100年前であるが、今はネットの力で、極端な話、兵士一人ひとりにまでなっているのが凄い。