フラーのクラウゼヴィッツ論評「クラ ウゼヴィッツは、20年間にわたってナポレオン戦争を見てきたにもかかわらず、この戦争について漠然としか理解していなかった。」「クラウゼヴィッツは、その最も顕著な先例であるイエナの会戦に参加していながら、彼の硬直な方法に対抗するナポレオンの柔軟な戦闘力集中要領を理解できなかったのである。」・・・電撃戦理論の生みの親であるフラー少将のこうした論評を見ると、やはりクラウゼヴィッツ戦争論は「いかにして戦争に勝つか」という方法論ではなく、「戦争とは何か」の本質論を論じた本であると思う。