ナポレオンと要塞1814年のフランス戦役で負け越したナポレオン軍は連合軍によるフランス国内進入をあっさり認めてしまう。その一つの原因はナポレオンが野戦軍による機動戦を重視したあまり要塞による防御を軽視したためらしい。これには青年将校時代に読んだギベールの影響が大きいのだろう。クラウゼヴィッツは戦争論の中でフランスの要塞構築の仕方は非常にまずいと論評している。クラウゼヴィッツによる論評は1814年の結果を知った後の論評であるから割引いて考えなければならないが歴史の教訓という意味では傾聴に値する。