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200年前の人々にとってナポレオンの戦争術は天才の神秘の領域で一般人が方法論として理解できるものではなかったが、クラウゼヴィッツ、ジョミニ、フラー、石原莞爾などによる優れた研究により、現在では理論的にある程度整理されている。それと同様にS・ジョブスのイノベーションの方法論も100年後とかには一般人が体系的に理解できるように整理されるのだろうか。現在のイノベーション理論といったらシュムペーターの「新結合」理論とクリステンセンの「ジレンマ」理論くらいだから研究はまだまだこれからだろうけど。そして確かなことはナポレオンやジョブスの方法論が理論的に体系化されても、そのことと「実行」は別物だということだろう。

この本の我々の脳が物事をどう認識しどう処理するかの記述はとても刺激的で、こうしたプロセスを客観化して知ると自分がどの段階で間違いをおかしているのか検証するのに物凄く役に立ちそう。