
ナポレオン戦史を読んで考えた結果を3つの原理にまとめてみた。
1.【戦略的機動レベル】自軍根拠地との背後連絡線を敵軍に切断されてはならないという原則に基づき、戦闘で敗北しても自軍拠点との補給連絡線を切断されない場所から敵軍を攻撃する。これは概して、自軍の補給連絡線正面に予備軍を配置しつつ、敵軍の補給連絡線に向かって、即ち敵軍の翼面ないし背後を目指して機動することになる。
2.【戦略的機動レベル】自軍の主力を以って敵軍の個別の戦力と交戦するように機動する。ナポレオン曰く「全軍を敵の数箇師団に差し向けることのできるような具合に機動するがよい。こうすれば敵軍の半数の軍隊をもってしても君は常に戦場では敵よりも強いであろう。」
3.【戦術戦闘レベル】実際の交戦段階においては、歩兵・砲兵・騎兵を統合運用し、敵軍の正面が広く拡がっている場合には攻撃重点を中央に向ける。敵軍の正面が緊縮かつ強固な場合には攻撃重点を敵軍の翼側面に向ける。自軍の戦力が著しく優勢な場合には敵軍の両翼に同時に攻勢をかけてもよい。敵軍の均衡が崩壊した後は、敵軍各部隊を各個撃破するか包囲殲滅し、逃走する敵軍部隊は追撃する。