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希望を捨てる勇気―停滞と成長の経済学

日本経済の「失われた20年」はなぜ生じたのか?この閉塞感は、いったいどこからきているのか?気鋭の経済学者、ブロガーの著者による日本経済「再起動」のための処方箋。

第1章 格差の正体
第2章 ノンワーキング・リッチ
第3章 終身雇用の神話
第4章 長期停滞への道
第5章 失われた20年
第6章 景気対策の限界
第7章 日本株式会社の終焉
第8章 「ものづくり立国」の神話
第9章 イノベーションと成長戦略

著者の池田信夫blogでの最近の論考を集めた本。

日本経済にとって最大の課題は、もう手詰まりになった財政・金融政策ではなく、日本経済の潜在成長率を高める政策である。これについてはマクロ政策のように簡単な処方箋はないが、少なくともいえるのは、金融・労働市場の改革によって生産要素の移動を促進する改革が必要だということだ。そのためには、労働市場・金融市場に共通するローリスク・ローリターンを理想とする発想を改め、リスクテイクを促進するしくみをつくることだろう。(231頁)

とのことである。大変勉強になる本である。