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ペンタゴン報告書:中華人民共和国の軍事力 2009年版

中国はここ20年間国防予算を毎年二桁の増加率で増やしてきた。これは経済成長のペースを上回る増大である。 その結果、中国の軍事力は大幅に強化されてきている。 核戦力は増強されており、戦略的打撃力は向上している。 また米軍などに対する接近阻止、地域拒否能力は改善し、通常兵器による地域的な打撃力も強まっている。 中国と台湾の軍事バランスは中国有利に変化してきている。 中国は「情報化条件下での局地戦争」での勝利を目指し、宇宙および地上配備のC4ISR(指揮・統制・通信・コンピューター・情報・監視・偵察)を強化してきている。 海軍は空母の建造を計画し、海の強国としての中国を目指し、そのための訓練などを進めている。 中国の軍事力増強は東アジアの軍事バランスに変化をもたらしている。

第1章:中国の戦略を理解する。
第2章:中国の軍事戦略とドクトリン
第3章:兵力の近代化の目標と傾向
第4章:兵力の近代化のための資源
第5章:兵力の近代化と台湾海峡の安全保障
第6章:今年の最新情報
特集:中国のグローバルな軍事的関与
付録:中国と台湾の兵力データ

かかさずに読んでいるブログである国際情報センター様が出版された、
「ペンタゴン報告書:中華人民共和国の軍事力 2009年版」を読んだ。

中国の戦略思想は積極防衛(戦略的にはガイドラインは積極的な防衛であるが、実際の軍事行動にあっては積極的に攻撃の先手をとること)にあり、既に日本は中国のミサイルの射程圏内に毎日晒されていることがこの報告書を読むとよくわかる。

東アジアにおいて安定的な軍事的均衡をもたらすには
日本核武装論の検討
・南西諸島への自衛隊基地建設
・日米軍事同盟の強化
・中国を囲む周辺国と日本との同盟関係の樹立
などが日本の選択肢として考えられると思う。

本書の冒頭にも
軍事的に弱い日本が東アジアの平和と安定のためによい、という時代は過ぎ去っている。戦後の日本のあり方が、日本を取り巻く国際情勢の変化により、いわばパラダイム・チェンジを余儀なくさせられている。憲法、「吉田ドクトリン」など、一つの状況に対応した考え方が、状況の変化により妥当性を失いつつある。
との翻訳者の方々の言葉がある。

東アジアの平和と安定のために強い日本というものがあってもいいと思う。