1840年12月15日 皇帝の帰還


Napoleons last salute to his men


11月3日、遺骸を乗せた乗艦が、ノルマンディー地方のシェルブール港に入る。
そして、遺骸は川船に移し替えられセーヌ川を遡航。
12月15日未明、パリ北西部の河港クールブヴォワ着。火曜日だった。
日をおかず、朝9時から葬送行進が始まる。
まず、エトワール凱旋門に向かい、ついでシャンゼリゼ通りをコンコルド広場まで下り、
そこからアンヴァリッド館をめざす。

霊柩車は、まさしく一つのモニュメントだった。
重さ13トン、高さ10メートル、幅4メートル80.
金塗りの台車に載せられたこのモニュメントは、壮麗な霊廟、といった代物だった。
・・・午後2時。砲列から21発の轟音が響き渡るなか、霊柩車がアンヴァリッド館に到着。
(杉本淑彦著 ナポレオン伝説とパリ―記憶史への挑戦 山川出版社より)

ナポレオンとヨーロッパを駆け巡った老兵達が、
どんな思いで皇帝の遺骸の帰還を迎えたかと思うと、
非常に感動的なものがある。VIVE L EMPEREUR!!!

国のために命を投げ出した兵士に敬意を払う。
この当たり前のことを将来の日本は必ず行うであろう。