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ウェブを変える10の破壊的トレンド

優良企業は顧客の意見に熱心に耳を傾け、新技術への投資を積極的に行い、常に高品質の製品やサービスを提供している。ところが、自らの優れた経営それ自体が失敗を招き、トップの地位を失ってしまうことを「イノベーションのジレンマ」という。

この概念を提唱したクリステンセン教授によれば、新技術のほとんどは従来の製品の性能を高める「持続的技術」であるが、まれに従来とは価値基準の異なる「破壊的技術」が現れる。では何がウェブの破壊的トレンドかを最新の情報に基づいて本書は考察している。

1 Direct―ユーザーを直接つかみ、ロックイン
2 Free―「潤沢経済」時代のビジネス
3 Crowdsourcing―みんなの知恵を利用する
4 Presence―リアルタイムな情報を生かす
5 Web‐Oriented―すべてのサービスをウェブ上で提供できるか
6 Virtual and Real―「仮想」は「非現実」にあらず
7 Videos―映画やTVの行く末は
8 Interface―よりわかりやすく、使いやすく
9 Search―ポストグーグルの潮流
10 Semantic Technology―意味を理解し始める時代へ

自分がとくに興味をもったのは、次の2つであった。

一つめはマイクロソフト・サーフェス。これによると、例えばレストランのテーブルになっているサーフェスの上に皆がクレジット・カードを差し出すと、自動的に割り勘の金額がチャージされたりするそうだ。これは便利でいい。

もう一つはニューロスカイというもの。これは、頭にセンサーをつけて右に動けと念じれば、ゲーム内のキャラクターが右に動く脳波探知デバイスである。まるでサイコミュみたいでおもしろい。

また、グーグルは、全世界の情報を整理することをミッションとしているが、情報自体の意味を理解して、情報同士を関連付けるような整理までは行っていない、という指摘が示唆に富んでいると思った。