イメージ 1

プルターク英雄伝

一巻のプルタークあらば、わが一生を築くことを得る。西洋文明の淵源たる古代ギリシア、ローマに活躍したアレキサンダー、シーザー、ブルータス等の英雄の波瀾万丈の生涯を生き生きと描き、自己の理想とする人物、人生とはいかなるものかを示唆する英雄伝の白眉。

ロールモデル(role model、お手本にしている人)が決まっていると、一貫した決断を迅速にくだせると思う。最後は自分の責任で決めるわけだが、お手本にしている人だったらどうするだろうかと思いをめぐらすことで、考える出発点は得られるからだ。あとは自分の責任で選べばいいからだ。

そして、ロールモデルは自分がやりたいと思っている分野における最高の人物にすべきだと思う。理由は3つ。ひとつはその人は過去に正しい決断をしてきたから。ひとつは最高でない人物のくだらない戯言は無視して一貫性を得ることができるから。ひとつは誰にも相談せずに一人で決めることができるから。

そんなロールモデルの西洋人にとっての宝庫がプルターク英雄伝である。
アレクサンドロス大王やカエサルのようなメジャーどころの伝記も面白いが、
ギリシアの民主制下のいろいろな政治家の生涯が面白かったりするのでお勧め。