イメージ 1

<07仏大統領選挙>エコノミスト誌、「次期仏大統領はサルコジ氏が最適」 - 英国

【ロンドン/英国 12日 AFP】フランス大統領選挙の第1回投票期日が迫るなるなか、英「エコノミスト(The Economist)」誌は12日、「消去法による選択」としながらも、次期大統領には右派ニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)候補が望ましいとする論評を発表した。
同誌はサルコジ候補について、「フランス改革のチャンスの象徴」と例え、今週号の表紙には、白馬にまたがったナポレオンもどきのサルコジ氏を模した絵を掲載した。
社会党(PS)のセゴレーヌ・ロワイヤル(Segolene Royal)候補については、「初の有力女性大統領候補」である点や、トニー・ブレア(Tony Blair)英首相を称賛し、フランスの35時間労働制を批判するなど、「社会党のタブーを打ち破る勇気を持つ」と評価する。
しかし、同候補が提示する政策については、現代社会において「残念ながら不明瞭」とし、経済分野でも「国家干渉」「労働者保護」「重税」などの旧態依然とした左派用語の使用に終始していると手厳しい。
一方、公債削減を公約とする中道候補のフランソワ・バイル(Francois Bayrou)フランス民主連合((UDF))議長について、ロワイヤル氏と比較すれば「まだ望ましい」としている。
ただし、同候補の「農業補助政策」や「国家介入主義」信奉は救いようがなく、同候補の下での「自由市場の促進」は期待できないと述べている。
したがって、「最後の選択肢として残ったのがサルコジ候補だった」と同誌は結論づけたわけだ。
■「移民排除主義」は「魅力的ではない」
 サルコジ候補と他候補との違いについては、ジャック・シラク(Jacques Chirac)政権で長く内相を務めたにも関わらず、同候補が「フランスに劇的な変革が必要だ」と明言していると評価する。
 一方で、同誌はサルコジ候補に対する疑問点も呈している。
 1つは、短期間の財務相経験がありながら、同候補は大企業保護政策などの干渉経済を好むフランス政治の伝統を本能的に身につけているとする。
 また、サルコジ候補の移民や国家アイデンティティに関する一連発言に見られる「移民排斥主義」は「魅力的ではない」としている。
 エコノミスト誌は、サルコジ候補の経歴や政治運動から判断する限り、冷徹な現実主義者らに比べ、同候補が信念を持った改革主義者であるとは言えないと主張する。
 だが、「数年におよぶ低迷期の打開のために、フランスは過去との決別が必要だ。その勇気を持つのはサルコジ候補だけ」とし、「フランスは改革ではなく、いく度かの革命を通じて進歩を遂げてきたといわれているが、サルコジ候補はこの格言が間違いだったと証明するチャンスを与えられている」と同氏に期待を託している。

ナポレオンは、軍事面でも政治面でも「冷徹な現実主義者」であって、
「革命家」ではなかったわけであるから、その意味、この「絵」は正しいと思う。

ただ、ナポレオンも「コルシカ移民」だったわけであるから、
その意味、この「絵」は皮肉だ。