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そもそも株式会社とは 岩田規久男(著) 筑摩書房


序章 会社はだれのものか
第1章 アメリカ型企業統治
第2章 日本企業の行動と日本型企業統治
第3章 日本型企業統治の評価
第4章 従業員主権論とその問題点
第5章 株主主権とは何か
第6章 株主主権型企業統治の問題点とその改革

出張の行きの新幹線で読んだ本。

株式会社の付加価値創造の主体は、経営者と従業員である。

しかし、付加価値創造までのリスクは株主が負担している。
その意味で、やはり株式会社の主権者は株主である(取締役の選任・解任権)。

とはいえ、「交換の法則」「誘因の法則」「希少性の法則」が成立するから、
いわゆる「株主丸取り論」は成立しない。すなわち、「交換の法則」から、
株主は、従業員・取引先・消費者のなどの交換相手の利益に配慮しなくてはならない。
「誘因の法則」「希少性の法則」から、株主には能力のある経営者や従業員に正当な
報酬で報いる誘因がある。

このような視点から「アメリカ型企業統治」「日本型企業統治」「従業員主権論」「株主主権論」
についてバランスよく分析している。どれが正しいとかではないようである。
すなわち、経済学は「選択の科学」なり。