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YouTubeで見たマジンカイザーに呆れたのでいろいろ調べた。
すると原作者の永井豪氏が描いたマジンカイザーが存在することを発見する。
amazonで購入する(もはや絶版なので中古だけど)。

マジンカイザー,永井豪&津島直人,双葉社

永井豪氏の描いた「新魔神伝説」と津島直人氏の描いた「マジンカイザー」が収録されている。
後者はYouTubeで見たマジンカイザーを漫画にしたもの。また醜悪なZが出てくる。
面白かったのは原作者の永井豪氏の描いた「新魔神伝説」。

新魔神伝説

Dr.地獄(ヘル)の機械獣によって廃墟と化した都市。
その中をバイクで進む兜甲児、辿り着いた先には破壊されたマジンガーZの残骸がある。
Zなき今、戦闘からの引退を宣言する兜甲児。
グレートが代わりに戦っている。

ところかわってDr.地獄(ヘル)の研究所、あしゅら男爵の誕生の秘密が明かされる。
別々の男女のDNAを合成し,人の「悪」の部分を集合させてあしゅら男爵は誕生した。

大空を疾走するグレートを見上げる兜甲児の前にあしゅら男爵が現れる。
しかし、このあしゅら男爵は自らを「善」のあしゅら男爵と名乗る。
このあしゅら、男と女の顔の位置がDr.地獄(ヘル)の下にいるあしゅらと左右逆である。
そして、兜甲児をDr.平和(ヘブン)なる人物の下へいざなう。

「善」のあしゅら男爵に連れられ、
兜甲児は宇宙にある巨大な人口衛星へと行く。
そこで「善」のあしゅら男爵が言う。

『ミケーネ人とは太古に古代人が神とあがめた宇宙人だった。
彼らが地球に降り立った地がエーゲ海の島だった。
マジンガーや機械獣の素材や基礎となる科学もすべて地球の物ではない。
Dr.地獄(ヘル)もあなたにZを与えた兜十蔵博士も・・・
古代から残されたミケーネ文明の科学文明を利用したにすぎぬ!』

驚く兜甲児に、「善」のあしゅら男爵は、Dr.平和(ヘブン)なる老人を引き合わせる。
そして、Dr.平和(ヘブン)は、自分が「本当」の祖父「兜十蔵」であると告げる。
地球で兜甲児にZを与えた「兜十蔵」は「クローン」であった。
つまりマジンガーZは「クローン」の「兜十蔵」が創りあげたものであった。

ミケーネ文明を解明するために兜十蔵(Dr.平和(ヘブン))は自分の「クローン」を2体作った。
自分と「クローン」の3人の頭脳を結集すれば文明の解明が早く進むと考えて。

しかし、「クローン」の中で「悪」に走るものが現れた。それが、Dr.地獄(ヘル)であった。
兜十蔵(Dr.平和(ヘブン))の「悪」の心が集合したのがDr.地獄(ヘル)であった。

そして、兜十蔵(Dr.平和(ヘブン))は「マジンカイザー(魔神皇帝)」を兜甲児に与える。
「クローン」でない「本物」の兜十蔵が創りあげたマジンガーであった。

兜甲児は、マジンカイザーに乗り、地上で苦戦するグレート救出のため出撃する。
40頁位の短編なのでこの出撃場面で終わり。

あしゅら男爵が善悪2人出てくるのに驚いた。
しかもテレビと違って男女のミイラを繋ぎ合わせてではなくDNA合成であった。

ミケーネ人は宇宙人だった。
しかも、マジンガーZや機械獣の素材は地球のものではなかった。
素材が同じなら機械獣もZ並みに強いということか。。。
テレビでは富士山麓でとれるジャパニウム合金から作った超合金Z製だった。
だからZは強かったのだがその利点はいずこ。。。

窮極は、「Dr.地獄(ヘル)」の正体が、兜十蔵の「悪」の部分が集合した「クローン」であったこと。
兜十蔵は、まず悪に染まらなかった自分の「クローン」に「マジンガーZ」を創らせて、
それに孫の甲児を乗せて戦わせ、それが失敗したら、今度は、宇宙まで呼び出して、
「マジンカイザー」を与えて再び戦わせてる。

孫とクローンに、自分の悪のクローンの後始末させる凄いエゴイストだ。天才の特権か。
そもそも、十蔵が変な「クローン」作らなきゃ世の中平和だった。。。

スケールが大きくてこれはこれで面白かった。
でも個人的にはやはり「Z」が一番。