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信長公記 巻十三(十四)佐久間信盛を追放

八月十二日、信長公は京を発ち、宇治橋をご覧になって、舟に乗られ、
まっすぐ大坂へお出ましになった。ここで佐久間右衛門尉に対して、
ご折檻の条々をご自筆でしたためて、申し渡された。その趣旨は次のごとくであった。
(略)
一.先年(天正元年)朝倉勢を打ち破ったとき、戦機をのがしたことを、
「けしからぬ」と余が申したところ、恐縮するどころか、とどのつまりは
自分の正当性を吹聴し、あまつさえ座敷をけって出た。これによって面目を失った。
しかるにその口ほどもなく、ながらくこの天王寺に在陣している。
そのひきょうな行為は前代未聞のことである。
(略)