


オープンソースだ、Winny製作者有罪だ、などの時節柄、サイバー法の世界的な第一人者
ローレンス・レッシグ教授の著作3冊の読み残し部分を片付けた。
ローレンス・レッシグ教授の著作3冊の読み残し部分を片付けた。
要旨は、訳者の山形浩生氏によると、
1.法律以外にも人の行動を規制する方法はある。市場や規範、そしてアーキテクチャだ。
2.ネットでは、その中でもコード(ソフトウェア)による規制がきわめて強力だ。
だからネット上の規制は不完全どころか、コードを通じた完全すぎる規制が実現する可能性が
あるし、まさにその方向に向けてネットは動いている。
3.法律は、コントロールが完全になりすぎないような措置が意図的に講じてある
(フェアユースやプライバシーなど)。コントロールが不完全であることに重要な
民主主義上の最上の価値があるからである。
4.その不完全さがコードでも実現されるよう、コードに規制をかける必要がある。
2.ネットでは、その中でもコード(ソフトウェア)による規制がきわめて強力だ。
だからネット上の規制は不完全どころか、コードを通じた完全すぎる規制が実現する可能性が
あるし、まさにその方向に向けてネットは動いている。
3.法律は、コントロールが完全になりすぎないような措置が意図的に講じてある
(フェアユースやプライバシーなど)。コントロールが不完全であることに重要な
民主主義上の最上の価値があるからである。
4.その不完全さがコードでも実現されるよう、コードに規制をかける必要がある。
とのこと。「規制されすぎないために規制するという」逆説めいたレトリックは面白い。
で、コードの不完全さとやらを「誰が」決めるのだ?
で、コードの不完全さとやらを「誰が」決めるのだ?
「CODE」に続く第2弾。要旨は自分なりに整理すると、
1.そもそも「イノベーション」には、「自由」に使い放題な「共有財産(コモンズ)」が必要である。
2.この「共有財産(コモンズ)」とやら、現実世界で使い放題にするとやがて枯渇してしまう。
そのため「所有権」という概念によって互いの利用を制限する必要がある。
3.ところが「アイデア」に関しては、いくら「共有財産(コモンズ)」にしようが
枯渇することはない。むしろ「アイデア」を「共有財産(コモンズ)」とすることで、
新たな「アイデア」が誘発され「イノベーション」が起こる。
にもかかわらず「アイデア」の世界にも、現実世界と同等の「所有権」の概念を
持ち込むのはいかがなものか?
4.その意味でも「共有財産(コモンズ)」を「自由」に使えることが大切である。
かかる「自由」を守るために「規制」が必要である。
5.具体的には、オープンソース、情報産業の垂直統合の禁止、電波帯域の解放などなど、
もちろん、知的財産政策の見直しも。
2.この「共有財産(コモンズ)」とやら、現実世界で使い放題にするとやがて枯渇してしまう。
そのため「所有権」という概念によって互いの利用を制限する必要がある。
3.ところが「アイデア」に関しては、いくら「共有財産(コモンズ)」にしようが
枯渇することはない。むしろ「アイデア」を「共有財産(コモンズ)」とすることで、
新たな「アイデア」が誘発され「イノベーション」が起こる。
にもかかわらず「アイデア」の世界にも、現実世界と同等の「所有権」の概念を
持ち込むのはいかがなものか?
4.その意味でも「共有財産(コモンズ)」を「自由」に使えることが大切である。
かかる「自由」を守るために「規制」が必要である。
5.具体的には、オープンソース、情報産業の垂直統合の禁止、電波帯域の解放などなど、
もちろん、知的財産政策の見直しも。
となる。またまた「自由を守るために規制するという」逆説めいたレトリックが面白い。
スティグリッツ教授も「MAKING GLOBALIZATION WORK」の
第4章「知的財産権を強化するアメリカの利権集団」の中で同趣旨のことを、
経済学のインセンティブ分析の観点から論じていた。「知識」の「囲い込み」はするなと。
スティグリッツ教授の議論はより直裁で、エイズ治療薬という「命」に関わるよりシビアなテーマ
を扱っていた。にもかかわらず現状では「利権集団」を動かすことはできぬと嘆じていた。
レッシグ教授の主張も現実世界ではむべなるかな。。。
スティグリッツ教授も「MAKING GLOBALIZATION WORK」の
第4章「知的財産権を強化するアメリカの利権集団」の中で同趣旨のことを、
経済学のインセンティブ分析の観点から論じていた。「知識」の「囲い込み」はするなと。
スティグリッツ教授の議論はより直裁で、エイズ治療薬という「命」に関わるよりシビアなテーマ
を扱っていた。にもかかわらず現状では「利権集団」を動かすことはできぬと嘆じていた。
レッシグ教授の主張も現実世界ではむべなるかな。。。
「CODE」「コモンズ」で展開された理論を現実問題にあてはめた第3弾。
知的財産権の強化がイノベーションを阻害するという基本的主張は変わらず。
ただ「アナーキー」ではないよとも主張し、権利者に相当の対価が支払われるべきとも言及する。
要はそこらあたりの「バランス」が重要ということみたいですが、それを表すのが、
「Free Culture」という概念なのか。よくわからん。
知的財産権の強化がイノベーションを阻害するという基本的主張は変わらず。
ただ「アナーキー」ではないよとも主張し、権利者に相当の対価が支払われるべきとも言及する。
要はそこらあたりの「バランス」が重要ということみたいですが、それを表すのが、
「Free Culture」という概念なのか。よくわからん。
You tubeのお気に入りコンテンツが削除されていたので、
「イノベーション」ではなく「楽しみ」を阻害された。個人的には。
「イノベーション」ではなく「楽しみ」を阻害された。個人的には。