
General Augusto Pinochet
【フィラデルフィア(米ペンシルベニア州)=松尾理也】南米チリで軍事政権を率い、最近では弾圧事件をめぐって刑事責任を問われていたアウグスト・ピノチェト元大統領が10日、首都サンティアゴの陸軍病院で心不全のため死去した。91歳だった。 ピノチェト氏は1973年9月、軍事クーデターでアジェンデ社会主義政権を打倒。その後、90年3月の民政移管まで17年にわたり、チリの軍事独裁政権を率いた。 その間、破綻(はたん)寸前だった同国経済の立て直しに成功した。その一方で、戒厳令を敷いて国会を閉鎖、左翼活動家らに対する弾圧を進めた。現チリ政府は、軍政下で少なくとも3197人の活動家が殺害されたとする調査結果を公表している。 大統領の座から退いた後、終身上院議員として免責特権が与えられていたが、98年10月、スペイン司法当局の国際手配を受けた形で、滞在中のロンドンで英司法当局に逮捕された。その後、健康上の理由からいったん訴追が中止されていたものの、2005年から再開され、殺人などの罪で起訴された。 ピノチェト氏は一貫して自らの刑事責任を否定していたが、先月、91歳の誕生日に、「統治下でのすべてのできごとに責任を取る」との声明を出していた。 AP通信によると、首都サンティアゴでは、「独裁者の死」を喜ぶ市民が繰り出す一方、元大統領が亡くなった病院の前には支持者が集まり、涙を流す姿も見られた。 父親を軍政下の拷問で亡くしているバチェレ現大統領は、国葬は行わないと述べた。 (産経新聞) - 12月11日16時53分更新・・・破綻(はたん)寸前だった同国経済の立て直しに成功した。
・・・軍政下で少なくとも3197人の活動家が殺害された。
・・・「統治下でのすべてのできごとに責任を取る」との声明を出していた。
さて、この「強烈」な人物に「歴史」はいかなる審判を下すか?