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造作非常 欲望必克 不亦危乎

「非常を造作して、必ず克つことを望まんと欲す、また危うからずや」(魏書・武帝紀注)
「危険な賭けに踏み切って成功を望むのは、あまりにも虫のいい話ではないか」
曹操猛徳34歳の時の言葉。
188年冀州の刺史王芬、許攸、周旌らが時の皇帝霊帝を廃し、
合肥侯を擁立しようとのクーデター計画を持ちかけた際、
計画の杜撰さを指摘して断ったときの言葉。

本来とてつもなく気性の激しい苛烈な人物が、
このように氷のように冷静な判断をできるのが恐ろしい。

子治世之能臣 乱世之姦雄

「子は治世の能臣、乱世の姦雄なり」(魏書・武帝紀注)
「そなたは、太平の時代であれば有能な臣下となるが、乱世ともなれば奸智にたけた英雄となろう」
気性が激しいにも関わらずこういう冷徹な判断ができる人物だったからこそ、
曹操は、人に仕える「能臣」の立場の時代にも、「参謀」でもなく「茶坊主」でもなく、
背後で全体計画を握る「黒幕」になったのだと思います。恐ろしい。

自分の曹操観です。