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『知財革命』(荒井寿光著、角川書店)

を読みました。

YouTubeで楽しみにしていた番組が削除されて癪に障るので(←冗談です)、
知的財産政策の元ボスが何を言っているのか知りたくて読みました。
著書は、元特許庁長官の方です。

結論は、

知的財産万歳。特許で富国強兵。コンテンツミサイル世界へ発射。

という政策スローガンが178頁に渡り展開されています
(ちみなに1時間で読めるくらい文章はライトです)。

日本を良くしたいという著書の溢れるばかりの情熱には頭が下がります。
この方が政官財学の多方面に蒔いた諸策が数年後にじわりじわりと
特に特許関係で産業界に効いてくるのだろうなと想像できます。

しかし、コンテンツのほうに関しては、個人的には、
「GODFATHER」以外のハリウッド映画より、
「マジンガーZ」や「ガンダム」のほうが面白いと思っているので、
日本のコンテンツ産業もハリウッド型ビジネスモデルを
目指すべきだとの主張には賛同できませんでした。

ガンダムは「宇宙戦艦ヤマト」を越えろとの
製作者の怨念が作ったともいいますし。

おそらくハリウッド型ビジネスモデルになったら、
広告代理店や商社あたりのマニュアル君が作った金太郎飴
みたいな作品が量産されるのではないでしょうか。
最近のTV局のつまらない番組の二の舞だと思います。

ただ、ダ・ヴィンチなどのルネサンス時代の天才達も
スポンサーのことはめちゃくちゃ意識してたらしいですから、
ビジネスライクな創作活動もありなのかもしれません。

謎です。ただ、コンテンツの面白さと
製作過程のスマートさは反比例する
ような気がします。「直感」ですが。

とはいえコンテンツ産業は2005年の試算で
13兆円だそうなのでお金が渦巻く世界です。
これは鉄鋼産業の倍、自動車産業の半分という想像以上の規模でした。

小室直樹先生ではないですが、
だぶついたお金を動かせば景気がよくなるので
動かさないわけにはいきません。

その一手法として、最近はやりの
「知的財産権信託」が紹介されていました。

面白いSNS上のコンテンツの著作権は、
運営ポータル会社がSPTになれば
お金になるのではないかなどとも考えました。
ちりも積もれば山となる(ロングテール)
・・・ならんか、玉石混合というし(笑)。