
『ナポレオン言行録』(オクターブ・オブリ編、大塚幸男訳、岩波書店)
ボナパルト第1執政のことば。
私の権力は私の栄光にかかっている、そして私の栄光は私が博した数々の戦勝にかかっている。もし私が私の権力の基礎として更に栄光と新しい戦勝とを加えなかったら、私の権力は失墜するだろう。私の今日あるは征服のおかげなのだ。私の現在の地位を維持してくれるのは征服だけなのだ。 友情とは単なる言葉にすぎない。私はなんぴとをも愛していない。いや、兄弟をさえ愛してはいない。ジョゼフはいくらか愛しているかもしれない。が、それも、習慣からであり、兄だからだ。デュロック!あ、そうだ、私はあの男を愛している。だがなぜだろう?あの男の性格が好きだからだ。あの男は冷たく、情味がなく、峻厳だ。それにデュロックは決して泣かない! だが、私にはそんなことはどうでもいいことだ。私は自分に真の友人がないことをよく知っている。私が今日あるような私である限り、外見上の友人は好きなだけ出来るだろう。女たちは泣かせておかなければならない。泣くのは女たちの仕事なのだから。だが私には感受性なんて御免だ!しっかりしていなければならない。しっかりした心を持っていなければならない。さもなければ、戦争にも政治にもかかわずらってはならない(1802年12月)。(100頁より引用)
人生を変えた1冊です。
15の時から繰り返し読んでいます。
特にこのナポレオンの独白が冷徹な決意を表していて一番好きです。
15の時から繰り返し読んでいます。
特にこのナポレオンの独白が冷徹な決意を表していて一番好きです。