喜劇の手法 笑いのしくみを探る』(集英社新書、喜志哲雄著)を読みました。

 劇場で喜劇を観るのは心躍る体験だが、なぜそれが面白くて楽しいのかという疑問に答えてくれる本は意外に少ない。本書は、誰もが喜劇と認める作品を手がかりにして、その問いに具体的に答えようとする試みる。
 喜劇の観客はよく笑う。その〈笑い〉はいったいどこから生まれてくるのだろう。著者は〈笑い〉のエッセンスを、シェイクスピアやモリエール、さらにはニール・サイモンやハロルド・ピンターなどの代表作から注意深く抽出し、そこに仕掛けられた創意あふれる手法を読み解き、笑いの源泉へと迫っていく。
 演劇的知を駆使して喜劇の魅力を解き明かした、最良の演劇入門書。

「喜劇の手法」を構造的に、「1 だます・2 迷う・3 間違える・4 語る・5 考える」に整理し、
シェイクスピア、モリエール、二ール・サイモン、ハロルド・ピンターといった作家の作品を
分析することによって導いているのですが、題材にされている作品を読んでないので、
どこまで理解できたか心もとないです。

ただし、人心分析という意味では面白そうなので、
もう少し「教養」がついてから再挑戦しようと思います。

なぜ、この本を苦労して読んだかというと、
1ヵ月後に著者と会う機会があるからです。

著者は、オックスフォードでイギリスのエリート層にシェイクスピア教えたり、
ノーベル賞作家と親交があるような知的レベルにあるので、
間違いなく「???」と思われることは確実なのですが、
その機会に次の質問をぶつけたいと企んでます。

シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」で描かれているカエサルは、
ただの間抜けにしか思えないのですが、なんであれが名作なのですか?

そのうち結果を報告したいと思います(笑)。