ブラジル戦は本当に残念でした。

『強みの上に築け(Build on strength)』
「成果をあげるエグゼクティブは、人間の強みを生かす。
彼らは弱みを中心に据えてはならないことを知っている。
成果を上げるには、利用できるかぎりの強み、すなわち同僚の強み、
上司の強み、自分自身の強み、を使わなければならない。
強みこそが機会である。強みを生かすことが、組織の特有の目的である。
(ドラッカー『経営者の條件』より引用

「完璧」な人間や組織などこの世の中には存在しません。
ジーコ監督の「遺産」の部分は継承しなくてはならないでしょう。

「人の強みではなく弱みに焦点を合わせる者をマネジメントの地位につけてはならない。
人のできることは何も見ず、できないことはすべて知っているという者は、組織の文化を損なう」
「いかなる教養を有し、マネジメントについていかなる教育を受けていようとも、
経営者にとって決定的に重要なものは、教育やスキルではない。真摯さである」
「真摯さは習得できない。仕事に就いたときに持っていなければ、
あとで身につけることはできない。ごまかしはきかない。
一緒に働けば、特に部下には、その人間が真摯であるかどうかは数週間でわかる。
部下たちは、無能、無知、頼りなさ、無作法などほとんどのことを許す。
しかし、真摯さの欠如は許さない。そのような人間を選ぶ者を許さない。」
(ドラッカー『現代の経営』より引用)

今回のジーコ監督の敗戦を見てテレビで半笑いで解説している人間は、
「真摯」さの点で将来の代表監督候補から除外だと思いました。
他人の失敗で心の平穏を得る「器」では、噂好きの「評論家」、
よくて「専門家」にはなれても「将」の資格はないと思います。

しかし日本のサッカーの成長の歴史をリアルタイムで目撃できることは
幸福なことです。中田選手や中村選手にはアフリカ大会にも出場して欲しいです。
「監督経験ほぼゼロ」からワールドカップ本大会出場まで導いた
ジーコ監督の「天賦の才能」はさすがというべきでしょう。
監督経験に磨きをかけ、実績をひっさげて、
再び日本を指揮するのもありだと思いました。