(孫子計篇)
『孫子曰わく、兵とは国の大事なり。死生の地、存亡の道、察せざるべからざるなり。
故にこれを経るに五事を以てし、これを校ぶるに計を以てして、其の状を索む。
一に曰わく道、二に曰わく天、三に曰わく地、四に曰わく将、五に曰わく法なり。
道とは、民をして上と意を同うし、これと死すべくこれと生くべくして、危わざらしむるなり。
天とは、陰陽・寒暑・時制なり。地とは、遠近・険易・死生なり。
将とは、智・信・仁・勇・厳なり。法とは、曲制・官道・主用なり。
凡そ此の五者は、将は聞かざることなきも、これを知る者は勝ち、知らざる者は勝たず。
故に、これを校ぶるにするに計を以てして、其の情を索む。
曰わく、主孰れか賢なる、将孰れか能なる、天地孰れか得たる、法令孰れか行なわる、
兵衆孰れか強き、士卒孰れか練いたる、賞罰孰れか明らかなると。吾、これを以て勝負を知る。』

今回、注目は『天』です。
『天とは、陰陽・寒暑・時制なり。』だそうです。

ドイツは、中学高校の地理で習った記憶を頼りにすると「西岸海洋性気候」です。

『≪西岸海洋性気候≫ 大陸西岸の高緯度地方の緯度40度~60度付近に分布する気候をいう。ヨーロッパ北西部,アメリカ合衆国・カナダの太平洋岸,チリ南部,アフリカ南部の東端,オーストラリア南東部からニュージーランドにかけてみられる。海上を渡る偏西風の影響を受けて,典型的な海洋性気候を示す。降水量は季節的変動が少なく,それほど多くはない。気温の年較差は小さく,夏は温暖,冬は温和である。この気候帯では海が凍結しないため,ノルウェー北部でも優れた漁港が多い。人間にとり大変活動しやすい気候なので,早くから開発が進んでおり農牧業や商工業などが発達し,世界第1の産業・文化地域になっている。とくに西ヨーロッパには大工業地域がみられる。樹木はシイ・ブナ・カシなどの落葉広葉樹が多いが,高地では針葉樹も分布している。混合農業が発達し,小麦・ジャガイモ・テンサイの栽培や牛・羊の牧畜がみられる。』

過ごしやすいはずの気候です。
しかし、今回、日本は気候のため長所を発揮することができませんでした。
条件は、相手も同等ですが、「原因の一つであった以上」対応策が必要だと思います。

古来、精強なる軍隊が、敵ではなく天候のために、
「長所を発揮することなく」壊滅した例はいくつもあります。
サッカーにおいても、敵ではなく天候に応じた作戦を用意する必要があるのだろうか。
科学的に寒冷地用戦術・乾燥地用戦術・熱帯地用戦術などを研究するのはどうなのだろうか。
結果的に有用性に疑問はあるかもしれないが、シュミレーションしてみるのも一計だと思う。