『首相支配-日本政治の変貌』(竹中治堅著、中公新書)を読みました。

そのうち全国紙日曜版の書評欄で取り上げられること間違いなしの本です。

1994年の「政治改革法案」成立により、
~挙制度改革、∪治資金規正法強化といった
一連の「政治改革」が始まりました。

著者の竹中氏は、「政治改革」に引き続き、
日本政治に次の「5つの変化」が起きたとします。すなわち、

\党の間で競争が行われる枠組みが定まり、主要な政党として、
自民党と民主党が競い合うようになった。
⊆鸛蠅涼楼未魍容澄Π飮?垢訃魴錣変わり、世論から支持を獲得することが
何にもまして重要な条件となった。
首相の権力が強まった。
す埓改革が行われ、国の行政機構が1府12省庁に再編された。
ダ治過程における参議院の影響力が高まった。

そして、その結果、派閥の領袖による支配から、
強大な権力を手にした首相が支配する「2001年体制」が誕生したとします。

その首相の強力な権力を支えるものとして、
ー民党総裁としての権限。特に公認権と政治資金配分権。
∨[Г砲茲辰銅鸛蠅僕燭┐蕕譴晋限。特に内閣法4条の改正や経済財政諮問会議の設置。
世論による支持。つまり総選挙で勝てる総裁。とします。

そして、「2001年体制」の歴史的な意義は、
「権力と責任の所在が一致」するようになったことにあるとしています。

日本では、強力な権力の確立は歴史的文化的に難しいと
まことしやかによく言われますが、なかなか面白いことが起こっています。
この先何が起こるか楽しみです。