『電力自由化2007年の扉』(井上雅晴著、エネルギーフォーラム)を読みました。

電力自由化とは、東京電力とか以外から電気を買えるようになることです。
新たに電気を売ってくれる人たちは、「特定規模電気事業者」と呼ばれています。

「特定規模電気事業者」は、
「PPS=PowerProducer&Supplier」
というカッコイイ表現で呼ばれています。

これからはPPSさんからも電気が買えます。
価格などの条件も話し合いで決めることができます。
つまり、東京電力とかからすると競争相手が出てきたわけです。
そうすると、消費者は安く売ってくれる人から買いますから、
価格競争も一定範囲で発生します。市場原理ですね。
いわゆる「規制緩和」です。

ただPPSさんからも電気を自由に買える人は、現在では、
契約kWが50kW以上の工場、オフィスビル、デパート・スーパーに限られてます。
ところが2007年には、家庭もふくむ全面自由化が検討されているとの事です。

著者の方は、日本で初めてダイヤモンドパワーという
PPSを立ち上げた電力自由化のパイオニアの方です。

印象に残ったのは、その電力自由化のパイオニアの方が、原発について
『バックエンドの話は、市場価格に委ねていく自由化とは相容れない世界である』
と述べている点です。

そうすると、電力自由化の話は、金融やらのビジネスといった経済方面で活発化し、
「使用済み核燃料の再使用」といった「政治」の論点についてはやはり「決断」が必要なようです。