イメージ 1

1947年5月3日、日本国憲法は施行されました。

1799年12月25日、ボナパルト将軍は、ブリュメール18日(11月9日)の
クーデータ-で権力獲得後、フランス国民へある公布をしました。

『フランス国民へ
憲法を諸子に提示する。
それは臨時政府がこれまで、対外関係において、また共和国の国内的、
軍事的状況において示してきた不安定に終止符を打つものである。
憲法は、代議制体の真の原則と、所有権、平等、自由の神聖な権利のうえに立脚している。
憲法が制定する諸原則は、市民の権利と国民の利益を保障するに足る、
強力かつ安定的なものなるであろう。
市民諸子、革命はそれを始めた諸原則のうえに固定されている。
革命は終わったのである。
ボナパルト、ロジェ・デュコ、シェイエス』
(ナポレオン自伝、アンドレ・マルロー著、小宮正弘訳、朝日新聞社より引用)

素晴らしい「建前」です。
革命の理念が高らかに謳いあげられています。
この理念の下、第1執政ボナパルトの「独裁」は開始されます。
そして、フランス国民は最高の4年間を過ごします。

さもあらん、同じ日に、第1執政ボナパルトは内々にこうも発言しています。

『憲法は短くて漠としていることだ。』
(ナポレオン自伝、アンドレ・マルロー著、小宮正弘訳、朝日新聞社より引用)

素晴らしい「本音」です。
実行力あふれる現実主義者の究極の三百代言対策です。
たぶんプーチンとかも参考にしてるのではないでしょうか。

現在の日本では、憲法改正ブームが到来してますが、
条文をどんなに変えても現実は否応なく進み、
それに合わせた解釈が生み出されるでしょうから、
改正しようがしまいがあんまり関係ないと思います。

ただ、憲法の条文があると、錦の御旗として使えるので、
世論を一定方向に操作する「空気(ニューマ)」作りに、
利用できるのかもしれません。

反権力のための反権力の人たちは、なんでそこまで必死なのかと見てて哀れですが、
「民主主義をめざしての日々の努力の中に、はじめて民主主義は見出される」
との丸山真男先生の言葉が立憲民主主義の観点からはやはり大事なのだと思います。