「日本人のための憲法原論」(小室直樹著・集英社)を読了です。
「痛快!憲法学」(小室直樹著・集英社)の愛蔵版です。
さて、先日の日経の経済教室の「日本を磨く」という連載で、
中西寛教授が日本の将来像についての展望を開陳されていました。
大きく内政面・外交面の2つの面から議論を展開され、最後に
「憲法改正」で論を閉じてました。「憲法改正」という名の下に、
国民自らが国家のグランドデザインを選択せよというものでした。
それで憲法について久々に考えました。
いわゆる憲法学では、憲法解釈学を学びます。
憲法解釈学では「立憲民主主義」なる価値観に基づいて、
日本国憲法の条文の解釈論と憲法判例の解説が展開されています。
この「日本人のための憲法原論」(小室直樹著・集英社)では、
その「立憲民主主義」の精神がそもそもいかなるものであるのか、
歴史・法学・政治学・宗教学・経済学・社会学の知見に基づいて、
いわゆる小室節で展開されます。憲法の条文の解釈論ではなく
「憲法の原理」を説き明かしてくれます。
憲法というと口だけの連中かお人好しの専売特許と思ってましたが、
小室先生がこの本のなかで最後に引用された
「民主主義をめざしての日々の努力の中に、はじめて民主主義は見出される」
なる丸山真男教授の言葉は非常に重いものだと感じました。
しかし、小室先生の説明されてたカルヴァン派の予定説のように
「デモクラシ~、デモクラシ~」と精神のレベルで覚醒するのは難しいでしょうね。
デモクラシーもある意味で宗教ですね。これが自分の感想です。
ちなみに、小室先生によると
『ナポレオンは天才であると同時に、たいへんな勉強家でもありました。
彼はカエサルの故事を徹底的に研究することで、いかにすれば大衆の人気を集めて、
権力を握ることができるかと考えた。ですから、ナポレオンの出世は、けっして偶然に
支えられたものではない。彼は最初から、民主主義の弱点を知っていた。
だからこそ、皇帝になれたと見るべきでしょう。』(P.289より引用)だそうです。
抜群に頭のいい人によるナポレオン論でした。
「痛快!憲法学」(小室直樹著・集英社)の愛蔵版です。
さて、先日の日経の経済教室の「日本を磨く」という連載で、
中西寛教授が日本の将来像についての展望を開陳されていました。
大きく内政面・外交面の2つの面から議論を展開され、最後に
「憲法改正」で論を閉じてました。「憲法改正」という名の下に、
国民自らが国家のグランドデザインを選択せよというものでした。
それで憲法について久々に考えました。
いわゆる憲法学では、憲法解釈学を学びます。
憲法解釈学では「立憲民主主義」なる価値観に基づいて、
日本国憲法の条文の解釈論と憲法判例の解説が展開されています。
この「日本人のための憲法原論」(小室直樹著・集英社)では、
その「立憲民主主義」の精神がそもそもいかなるものであるのか、
歴史・法学・政治学・宗教学・経済学・社会学の知見に基づいて、
いわゆる小室節で展開されます。憲法の条文の解釈論ではなく
「憲法の原理」を説き明かしてくれます。
憲法というと口だけの連中かお人好しの専売特許と思ってましたが、
小室先生がこの本のなかで最後に引用された
「民主主義をめざしての日々の努力の中に、はじめて民主主義は見出される」
なる丸山真男教授の言葉は非常に重いものだと感じました。
しかし、小室先生の説明されてたカルヴァン派の予定説のように
「デモクラシ~、デモクラシ~」と精神のレベルで覚醒するのは難しいでしょうね。
デモクラシーもある意味で宗教ですね。これが自分の感想です。
ちなみに、小室先生によると
『ナポレオンは天才であると同時に、たいへんな勉強家でもありました。
彼はカエサルの故事を徹底的に研究することで、いかにすれば大衆の人気を集めて、
権力を握ることができるかと考えた。ですから、ナポレオンの出世は、けっして偶然に
支えられたものではない。彼は最初から、民主主義の弱点を知っていた。
だからこそ、皇帝になれたと見るべきでしょう。』(P.289より引用)だそうです。
抜群に頭のいい人によるナポレオン論でした。