拉致被害者を救出する為に
手段は選ばないと総理大臣が宣言
台湾有事の際の
存立危機事態になり得るという
国会答弁問題が
クローズアップされているが
むしろそれよりも
危ない発言は北朝鮮へ向けた
手段を選ばないという
この発言ではないか
拉致問題解決に対する
意気込みを被害者の会へ伝えた場面
休戦中とはいえ戦時下の国
しかもイスラエルのように
有事が平時化した結果
ハマスの奇襲を防げなかった
その一部始終に世界が驚き
軍事対立の形骸化が
テロリズムを生む事が周知され
各国の軍隊が引き締めに
躍起になっている昨今
ウクライナ紛争への
軍隊派遣までしているその国へ
発するメッセージの中で
国のトップが手段を選ばないと言えば
選択肢の中に武力行使もあり得ると
相手国側は警戒するのではないか
特に我が国は
米国の同盟国であり
トランプ大統領はブラフとして
攻撃的な言葉を多用する人物
それでも何事も起きないのは
米国軍隊の強靭さがあってこそであり
我が国にそれだけの実力が有るかと
問われれば疑問符を付けざるを得ない
もちろん日本国内では
手段を選ばないとは言うものの
武力行使をするなどとは
誰も頭に浮かばない
だからこそメディアやSNSでも
何も騒ぎにはならなかった
戦争はしてはいけない
暴力はふるってはいけない
そんな楽園育ちの国民からすると
それほどの脅威を相手国へ与えるとは
おそらく夢にも思っていないだろう
しかし他国は
戦争を放棄していないし
ましてや北朝鮮は
韓国とも戦争中でありかつ
ウクライナで実践を経験した
今や武装大国である
街中からヤクザが居なくなり
気にくわなければハラスメントだと
騒ぎ立てれば炎上し
もはや権力者ですら抗えない
この現状を国際社会にもあてはめ
自己主張こそが正義であり
真実や論理などは二の次
そんな風潮が支配する我が国とは違い
今も国家の存亡をかけて戦っているのは
なにもロシアやウクライナだけでは無いのだが
現政権及び与党幹部には
そんな現実が見えていないらしく
米国のような
強大な軍事力を持つ国では
それを交渉カードとして
使い分けている
国連の常任理事国などが良い例だ
本来
民主主義や共産主義に
善悪などは無い
ただその国で暮らす人々が
信じる道を各々が歩んでいるだけで
どちらが正義で
どちらが悪では無く
その国の人々が決めるだけの事
それが主権国家というもの
不条理な現実は
おそらくどちらの主義にも存在し
そういったものを乗り越える為にと
努力しているのはどちらも同じ
違いに目を向け
反りの合わない相手を蔑んでも
自分に降り掛かる不条理は
おそらく無くなりはしないのだから
もっと自国の発展に
集中するべきだなんだろう
この国際社会の
常識の中で各国政府が
常に外交交渉を重ね
互いの利益を尊重し合える
友好国と共に歩むのも
おそらく両陣営やそれ以外の
国々にも共通している
各国政府や外交官は
言わば国際社会のバランサー
民間のグローバル企業なども同じ
たとえ違いを受け容れられなくても
国益に叶えば自国の主義を
押し通す事をせず
折り合いをつけるのが外交なのだから
相手国の立場を考慮した発言
もしくは配慮をするのが当たり前
それ自体はご近所付き合いと
変わらない感覚なはずだ
休戦中とはいえ
戦時中であり
同盟国へ派兵すらしている
北朝鮮国家に対して
自国民の言わば人質を
奪還する為には手段を選ばないと
国家首脳が発言すれば
個人的に相手国側にすると
武力行使の可能性も
あると思われるのではないかと思ったが
そもそも北朝鮮からの返答は
メディアでもSNSでも出て来ない
しかし確実に
相手国の軍関関係者の間では
対応策を練ったに違いない
万が一にも
イスラエルのようには成るまいと
思うほうが自然なのだが
楽園国家たる我が国では
台湾有事の際の存立危機事態答弁が
問題化され騒がれている
ロシアや中国という
北朝鮮への仲介者を敵に回して
今後どのように迅速に拉致被害者を
取り戻すというのだろうか
日本政府が手段を選ばないとは
発言したけれど武力行使はしないと
明確に否定しなければ
北朝鮮からすると
武力衝突もあり得る現状では
交渉のテーブルになどつくはずもない
そう思うのは私だけだろうか