万国博覧会なんて

そんな貴族の集まりには

到底参加できない

そんな超絶貧乏星人にとって

アミューズメントとは

感性を研ぎ澄ませ

日常の中に作り出すしかない



その良い例が

スーパーマーケットなのだ



ちょっとした

飲食店街などがあれば

その店先に並んだメニューの

商品サンプルを観察し

マーケット内でパズルのピースを

見つけ出すゲームのように

食べたいメニューの食材を探し

自宅で組み合わせて食べる



食事と散歩と必需品の

買い出しという日常行為に

アミューズメントを付け足して

楽しんでしまうのだ



簡単な事だ

クッキングが得意な人なら

食材を揃えて作れば良い

しかし超絶貧乏星の独裁者たる者に

クッキングなど出来る訳がない



ならばどうするのか

出来上がった惣菜を

組み合わせるしか方法はないが

普通にすると飲食店へ行くほうが

はるかに楽で快適な物を食する事が

出来るのだから

そこにオリジナリティという

スパイスを加えるのだ



そのマジックスパイスを使うと

どんなものでも

アブラカタブラあら不思議

たとえ美味しくは無くとも

何となく許せる味になるのだ



最近のお気に入りアイテムは

冷凍の蕎麦とうどん

これはトッピングのセンスが

そのまま満足度に比例するから

マーケットダンジョン内を

隈無く探し回り

お宝トッピングを見つけるゲームとしても

かなり楽しめるからおすすめだ



蕎麦屋やうどん屋のメニューを

スマホなどで観察し

マーケットダンジョンを探査する

するとお買い得シールの貼られた

油揚げや元々激安な天かすを

まず籠に入れる



蕎麦にはわさび

うどんには生姜など

薬味は常備品として

乾燥ネギやきざみ海苔と一緒に

保管しながら

メイントッピングになるものを

探すのが醍醐味だ



しかし飽きて来ると

蕎麦はやっぱりざるだよねとなり

うどんはかけに限るとなるから

メンタルコントロールが重要なのだ

めんだけに



海外旅行の紹介を

テレビや動画で見ると

その街の市場に行くけれど

なんでわざわざ遠くに行ってまで

そったらとこへ行くのだろうと

不思議に思うのが貧乏人



超絶貧乏星では

安・近・短はすべてに優先される

ストレスなど持てないのだから

仕方が無いが

ユーチューバーとかが

世界中を歩き回ってくれるから

今や自宅で世界旅行気分



まさにこの世は 

スーパーワンダーランド

日常万国博覧会



大屋根リングは無いけれど 

いつものスーパーをぐるりと回ると

時には感動的な閃きに遭遇し

自宅で試してみると

絶望的な不味さに

落ち込む事もあるけれど



そんな失敗すら

楽しく感じるメンタルを手にすると

日常だって遊び場に出来る

ゆっくり自宅で

お茶を飲みながら

今度はどんなパズルを完成させようかと

ワクワクする



超絶貧乏星では

お茶のように熱く

アチアチなアドベンチャーが

繰り返されている