今夜は月食
月という言葉を検索すると・・・
「み空行く 月の光にただひと目 相見し人の夢にし見ゆる」
月の光に照らされた一目惚れ・・・
その結果はどうだったのでしょうか。
いつの世も変わりない男女の一目惚れですね!
さて
先日購入のザックを背負って
試し履きならぬ、
ザックの試運転に赤城山の鍋割山に登って来ました。
鍋割り登山口からの登山開始
登り始から急登の道を・・・
「速歩」で3~4分、
ゆっくり3~4分。それを繰り返して登るつもりが、
荷物が軽いためか、一気に急登が終わり、
平坦な林まで登ってしまいました。
此処を軽く歩いて
呼吸を整え
最後の丸太の階段をひと登りで山頂です。
※今回はザックの使用レポート的なものも含まれます。
山頂は風も無く
沢山の皆さんが寛いでいらっしゃいました。
霞む景色の関東平野
我が家はどの辺りでしょうか。
ザックには・・・
ストック2本・ダウンジャケット・応急手当セット・非常用コンロセット・ドリンクと保温ポット、そして菓子パンのみです。
5~6kg程度かも知れません。
石に腰掛け
ザックのチャックをサッと開けば
荷物の最上部に入れた食材を取り出すことが出来ます。
スタッフバックを取り出し
行動食的にパンを食べ
すぐ出発でした。
この鍋割山は
私にとってずっとトレーニングの山でした。
今回は日帰り登山!
足取りも、気持ちも、そして荷も軽いこと
山頂から、少し早足になって下り
すぐに荒山高原へ到着です。
今回は荒山には登らず
森林公園・荒山登山口へ下ることにしました。
このコースは暫くぶりでした。
賑やかな登山道を離れ
此処では1人で右を見たり左を見たり
時折、目を奪われる紅葉
青空と赤い色が素晴らしい。
そして立ち止まった馬酔木
1人で歩いていると
自分が踏んだ枯れ枝の音にもハッとします。
そして
話は少し変りますが
最近は日々の生活の中で・・・
自分の周囲に居る皆さんのことを考えることが多くなりました。
友人知人、山の友、お会いしたことが無いブログのみな様
そして山のお客様
それぞれの繋がりは本当に有難いものです。
逆に
1人で居ると、もしかして?と疑問を感じていても、
実際にお会いすると、簡単にそれは消え去り、
自分で造ってしまった取り越し苦労であると気づきます。
「人の繋がり」・・・大切ですね。
話を山に戻します。
色んな事を思い返したりしながらの下山
あっという間に登山口へ到着しました。
あとは車道を歩いて車へ戻ります。
20~30分歩いた気がします。
今回は静かな山路が気になり
「この時刻から長七郎山に登るのも良いかも。」
思い付きの山頂を目指すことにしました。
小沼の駐車場からザックを背負い、再度歩き始めましたが、
やはり
人の姿はありません。
今回は何も考えずに
ただただ、歩き続けました。
山頂も誰も居ません。
どっかりと腰掛けて、
ザックのチャックを大きく開けば中身が一目で分かります。
(写真を撮り忘れてしまいました。参考の写真です。)
いつもザックの底の部分に仕舞って有る非常用コンロセットからコーヒーを苦も無く取り出し、
温かなコーヒーを飲むことにしました。
そして
行動食のパンを食べていると
目の前の枯れススキがユラユラと風に揺れて
寒い冬の前触れのように思えて成りませんでした。
晩秋ですね。
今までずっと1人での山歩きは苦手でしたが、
今回はなぜか気になりませんでした。
下山して「小沼」の湖畔に到着です。
ここからは遠回りして東側にある
湖畔の径を歩くことにしました。
少し進むと・・・
西陽に照らされ、長く伸びた影が
想像以上に晩秋の山を感じさせてくれます。
良い感じです!
振り返ると・・・
もの悲しい影の世界
1日の日帰り登山でも、色んな風景が味わえるものです。
そして
静まりかえった砂の道
誰ひとり居ない小沼は静寂そのものです。
今回はザックの試し運転の赤城山でしたが
苦手な1人での山歩きも晩秋という季節のためか、
苦にならず
グッと味わい深いものになりました。
駐車場に着いてトイレを出ると・・・
「高橋さん!」
湖畔でお店を営む親娘さんに声を掛けられました。
(下の駐車場のトイレを
ボランティアで掃除をしていることは知っていましたが、
ここも掃除をされている。)
「こんにちは、ご無沙汰してます。」
「ここも掃除して居るんですね、頭が下がりますよ。」
知らないところで
色んな皆さんが平時の整備をされているんですね。
全くの本心から頭が下がる思いでした。
岩も鎖も無い ひとりのハイキング
・・・良い1日でした。ザックの使い勝手も良好です。
ブログを書き終え・・・
外へ出ると
影の月はすっかり変り
頭上でキラキラと輝いていました。
明日も良い日になりそうです!