2021・4・12 変わり種・鏑川の川床歩き・富岡市  後半 | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

鹿岳(かなたけ)の姿を見てから、

河原の石に腰掛けて昼食としました。

目的地まで、もう半分以上は来ていますので、

気持ちもゆっくり気分です。

腰を下ろした途端に車の音や瀬の音が聞こえてきました。

 

##さんは地元で長く教壇に立ち、子供達を教えて居たということで、

地域社会に詳しいので色々教えて貰いました。

社会科の勉強が出来た気分でした。

この辺りは、無人の千平駅の真南に位置していと考えますが、

ここまで歩き始めて約3時間です。

 

昼食を終えて歩き出すと・・・

赤い橋が見えます。

古い橋のため、大型車両は通行できない橋です。

不通橋(とおらずばし)と言う名前で、

ネットで調べると霊感スポットにもなって居るようです。

身投げ防止でネットが設置と記載がありますが、

橋脚補修の工事の最煮作った安全ネットと言うことらしいです。

高さは30Mもあるそうです。

防護ネットが見られるか写真を拡大してみました!

下から見ると橋脚の岩盤補修の箇所と見られるものがあります。

やはりこの工事の最、ネットが設置されたように思います。

2本の太い橋桁とアーチの形状はローゼ鉄橋と呼ぶようです。

 

この辺から、川幅がグッと狭い不通渓谷(とおらず渓谷)となり、

両岸には岩がせり立っています。

名所の渓谷を歩くなんて、すばらしい!

 

橋を通過するとすぐ2つの橋が見えます。

一つは甘楽多野用水の「不通水道橋」という名前で、

鏑川の水位が低いので、周辺エリアに水を上流のダムから引いているそうです。

金沢・兼六園の あの高台の水を、

遠くの高い所からサイホンの原理で引いているのと同じようです。

社会がこんな方法で整備され、地域が潤うので、

地方税の固定資産税などが高いのは少しだけ納得かも?

絵になる風景です!

しかし、この川幅は10M位です。

あの台風の大水の時、この幅では、ここがボトルネックと成り、

凄い勢いで流れる様は見たいような気もします。

 

橋を通過して下流を撮影しました。

一番手前は人しか通れないようです。

こんな岩壁の箇所に、

古いクライミングロープが1本垂れ下がっていました。

岩場があれば登る人が要るんですね! 

・ ・ ・!

 

その先の右手には、上信電鉄の鉄橋がみえます。

その奥は山岳エリアのため、

こんな場所に線路を作る必要があったんですね。

(上信電鉄は高崎と下仁田を結ぶ重要な私鉄路線です。)

この辺は地図で確認すると、川と平行して線路が敷かれています。

上信電鉄の千平駅から歩いても7~8分とのことです。

この辺りは既に下仁田町地内です。

いろんな物や歴史も垣間見た気分で、充実した時間!

下の写真はネットから拾ったものです。

撮り鉄の人にとっては格好の撮影場所ですね!

そして川幅も少し広くなり、

大きな石がゴロゴロして居るエリアに入ります。

これは高さ5m位でした。

 

また

鏑川のヒトマタギも出来ます!

 

「そこで一旦停止お願いします!」

「無理で~す!」

 

大石のエリアではボルダリングが盛んに行われていました。

神奈川や新潟ナンバーの車がみられました。

岩角に残った白いチョーク(炭酸マグネシウム)の滑り止めの粉です。

下が砂地のため落ちても危険は少ないかも知れません!

「ここなら登れそう?」

          ・・・沢靴なので止めておきました。

このルートにも、きっと名前があるんですよね。

5~6人の人が、半袖になって楽しんで居ました。

 

入渓点というか河原に降り立ってから、約4時間の

鏑川の川床歩きは終了できましたが、

平凡な河川敷の風景や

雑排水の滝、ポリバケツの破片、ブルーシートの切れ端、鉄橋、

そして不通渓谷とボルダリングエリアなどなど、

水量の少ないこの時期限定の大人の遊びエリアかと思います。

 

##さん、ご案内有り難うございました。

お陰様でこんなブログも紹介することが出来ました。

 

さすが、社会科の先生だっただけあって、

楽しく勉強が出来ました!

(ロープは一度も使用しませんでした!)