緊急事態宣言は解除されましたが、
コロナウイルスは周辺に存在し、
みな様は接触を避けるようになったのか今回もマンツーマンです。
Oさんはロングルートを今から登って夏山に備えたいのか・・・
千ヶ平から立岩への要望でした。
10時間は掛かる計画でした。
先日の千ヶ平は尾根ルート、
今回は沢ルートからのアプローチとしました。
2台で出向し、1台は下山口へ駐車、1台2名乗車で登山口駐車
下山して登山口の車を回収する計画です。
◆7時18分 身支度をそろえて登山開始です。
Aさんはヘルメットを既に着用です。
石がゴロゴロしている沢を登り、尾根に上がって、
こんな脚立が目に入れば千ヶ平は近いです。
西上州に良くある山頂へのブッシュの「トンネル」
◆山頂到着は9時20分
ここでエネルギー補給と小休止を取りました。
西峰からの眺め! パノラミックな景色!
これから向かうエリア
荒船山の2本の氷柱も溶けて、浅間山の雪もわずかです。
西峰から、ルート上に見えて居た白樺、
到着すると気分も安心します。
境界杭は打たれています。
こんな場所が少し続きますが、この先で行き止まり、迂回です。
左に巻いてから振り返った景色
ここは登りたかったけれど、Aさんの要望により却下、
ここも左に巻きます。
マッターホルン状の岩稜(小さいです。)
巻いたトラバースが結構悪かった。
夜の寒気で落ち葉の下が氷結してました!
この辺りでツララもありました。
雪のトラバースと同じで、
1歩1歩足場を切って、落ち葉を掻き集めて足を乗せ、
安定したポジションを作ってから、
足はクロスしないで尺取り虫操法です。
その先で登山道と合流です。
そして毛無岩を見に行ってカシャリと写真のみ、
今回は立岩への縦走です。
◆写真を撮ったら戻って、風が無いのでピークで昼食タイム。
11時23分
今回は出発時は寒くて雨具の上着と下着、
中間に薄手のフリース2枚着用でしたが、
千ヶ平で1枚とし、ヘルメットとハーネスも千ヶ平で装着でした。
風も殆ど感じずにどっかり腰を下ろして
20分ほどで行動開始です。
少し下ると・・・
荒船山から黒滝山のルートを気にしている人、
思い出しましたヨ~!
良くネットに出てくる岩小屋
(こんな穴があったら記憶しておきましょう。
事故に遭ったらここで夜露はしのげます。)
その先から道が崩れている箇所が散見され、
落ち葉の下の石に注意です。
もしかしたら、凍っていたかも知れません
地図上の1245のピークを巻いている箇所です。
登山道は諸処に崩れています。
そして、見覚えのあるこの景色!
ここは30mロープを出しましたが、手で掴む岩もぐらつき、落ち葉の下が軟弱で気を使いました。
やっぱり岩壁の下は登山道でも危険な場所ですね。
中央に見えている岩の所に、直径10㎝ほどの木があるので、ロープが木に引っかかり谷底まで落ちずに済みます。
お茶を飲んで一服!
その後は癒やしの景色!
ここで一服すれば良かった~!
「ここから下山まで約2時間・・・これから鎖の複連です。
頑張りましょう!」
唐松林越しの立岩
(唐松の漢字、・・・その昔、中国から持ってきた松だから唐松と言った人が居ましたが、多分間違い? ・・・とずっと私は思っていて長い年月が経って仕舞いました!笑い)
鎖の始まりです!
そしてもう一つの所感!
鎖があるから登山道は整備されているという考え方も改修して欲しいです!ココも山と高原地図では点線でなく実線で表記されています。
危ないエリアですよ~!
◆立岩到着3時21分
ベンチに腰掛けエネルギー補給です。
疲れとエネルギー欠如により事故がこの時間帯にとても多く発生しています。
10時から11時の時間帯も多いと言うことです。
早朝、自宅にて簡単な食事で済ませ、3時間以上経過して、まだこんな時間、山頂でお昼、それまで頑張りましょう・・・とエネルギーが切れた状態で無理をして仕舞うのでしょうか?
その後もこんな状況が連続します。
Aさんは・・・
「やっぱり、あそこでエネルギー補給して良かったで~す。」
「でしょう~!」
歩きやすいスギ林の中を下って、有難いお地蔵さんへご挨拶、
千ヶ滝も見学
◆駐車場に戻ったのは、4時45分
休憩を入れた活動時間は10時間には達しませんでしたが、
9時間20分の行動となりました。
まとめ・・・
登山でも色んなマニアが・・・
三角点マニア・破線マニア・100名山300名山を追い続けている人、
そして廃道マニアなどなど
やっぱり、入山数の少ないエリアでは・・・
赤テープの色もあせたり、踏み跡もハッキリしなかったりします。
そんな中、
五感を研ぎ澄まして活動は楽しいものです。
でも危険もいっぱいですね。
ちなみに私は・・・
朝食は登山開始前約1時間でコンビニの大きめのおにぎり2個、
行動中は菓子パン4個とカップ麺、ザックに残1個、
軽量化で・・・お湯と水で計1Lでした。
下山して全て残った水を全て飲み干した私は、
南牧村の自販機でジュースをごくごくとやりましたが、
Aさん、いやOさんは、長丁場を考慮して2Lの水分を持参し、
ジュースは要りませんとの結果でした。
また
今回は敢えて最後に鎖などのある場所を選定
集中力も切らずに行動できて良かったです!
Oさんは少し自身を付けたようでした!