ジャン越えへの想い | 高橋 丈のブログ

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山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

3時に起床、水分とエネルギーの補給をして

3:40うす暗い中、西穂山荘を出発でした。

ヘッドランプを点灯し、薄手のフリースでは少々寒い感じ

 

独標を越え、

西穂山頂到着は6:23

ごくごく順調でした。

                      (左のピークが赤岩岳)

梅雨前線は太平洋のに南へ遠ざかり

今日も北アルプスの空は安定している。

 

赤岩岳で山荘のおにぎり1個を食べて小休止

山荘の弁当はおにぎり2個とおかず少々です。

 

比較的歩きやすい岩稜

矢印マークもハッキリしています。

 

間ノ岳を通過して天狗岳へ到着8:42

判読困難な表示板です。

風は体感で毎秒5m

この辺まで来ると長袖シャツで行動してました。

天狗のコルまで頑張って来て小休止です。

おにぎり1個とテルモスのお湯

 

@@さんは長い鎖を下るときには大分慎重になってました。

ここからも鎖があるので少しペースを落として登ることにしました。

ここからの登りでは@@さんは辛そうな感じ

しかし

一歩一歩登って畳岩のピークを登って立ち休憩

この辺は鎖があってもいいくらいの

危ない岩場があり、

シッカリとボルトも打ってあり

確保は容易に出来ました。

長い鎖を登ったりして

トラバースを繰り返してやっと見えたジャンダルム

この高さ20mほどのピークが、

 

反対側から見ると威厳たっぷりに見えるんですね。

向かって左にトラバースして基部からの往復としました。

 

この小さな天使、アンジェリカは

一体誰がここに?

その後ロバで少し長めの休憩でおにぎり2個

菓子など食べる。

奥穂の山頂も目の前のため

気分も一安心です。

 

痩せ尾根など登って@@さんは

山頂到着は13:15

@@さんはお一番高い奥社のところまで登ってました。

そして一言

「ナイフエッジもそれほどでも無かったですね。」

「岩トレしているからと思うよ。」

 

 

小屋着は丁度14:00

快適な一晩を過ごさせて頂きました。

 

翌朝はゆっくり朝食を食べて下山です。

                    (前穂の北尾根と涸沢)

白出し沢の雪渓は長さ約500m

アイゼン使わずピッケルのみで下れました。

もう少し雪が柔らかいと歩きやすいです。

 

問題の徒渉もポンと飛べば大丈夫

橋はまだ掛かってない。

あの日のエネルギーは

山荘の弁当2個、サタケの五目ご飯半分

500のテルモスの湯と約1Lの水でした。

暑くも無く寒くも無く

快適な1日に大分助けられた気がします。

 

そう言えばいつだったか

@@さんは

「男を磨きたい!」

         ・・・と言ってたことがありました。

榛名山の黒岩で岩トレを積み、

西上州のヤブ岩山、剱岳を登り、

今回のジャン越えと。

山を繋げてきました。

 

奥穂の山頂に着いたときは、

初めて

@@さんから握手を求めてきました。

白い歯を見せて

笑顔が、本当に嬉しそうで輝いていました。

 

山ってやっぱり良いもんですね!

お疲れ様でした!