2018・9・16 日光白根山へ | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

秋雨前線が停滞して、

天気予報がずっと気に成って・・・。

しかし、

16日の朝は太陽がまぶしく輝いてました!

待ち合わせの場所では、みんな笑顔で合流となり、登山開始です。

 

登山地図を広げて・・・

「北は二つあります。・・・!」

「普通に使っている北、それは真北で、磁石が示す北もあります。」

磁石が示す北は字の通り、磁北と言います。」

そして

コンパスを当てて、

「日光白根山はどっちでしょうか?」

 

 

そんなやり取りを済ませて、

鹿除けのフェンスをくぐり抜けて歩き出しました。

さすがに標高2000mの登山道は涼しく、

歩く速度も上がり気味、地形図を見て不動岩を確認、

次の目標は避難小屋周辺の分岐です。

登山中に次の目標物を事前に知っておくことは、とても重要ですね。

分岐に着いてから、

「え~とここは・・・。」というより、

「ここの分岐に着いたな!」ということが重要と思います。」

 

歩き易い樹林帯を歩いている時にパラパラと雨が降って来て

様子を見て雨具を着ましたが、

山頂近くの砂礫エリアに到着する頃には

暑くて仕方ありませんでした。

ここから急な登りになるので、脱いだ方がいいなァ~?

秋は脱いだり着たり忙しくなる時期ですね!

山の山頂は既に秋です。

 

周辺は曇って霧が立ち込めています。

そんな天候でも登り下りの登山者は後を絶ちません。

「水分補給もお願いします。」

時々、ひと口でも水分を補給します。

こんな霧の曇った日もおなじです。

いよいよ祠も近くなったとみえて、急な道となり、

気持ちもあせって息使いも荒くなる頃、火口に到着です。

下の火口では風を避けて

何人もの人たちが霧の中で休憩していました。

ここまでずっと登りで、下ったところは殆んどありませんでした。

少しだけ下りが有ります。

下り方を説明して・・・。

「1mを10歩で歩きましょう!」

そしてようやく山頂へ到着となります。

歩きにくい岩場を丁寧に歩いて・・・

 

山頂は賑わっていました!

私達の様に毎日天気予報とにらめっこして,

秋雨の合間に山頂目指して、到着したんでしょうか!

 

親子4人で記念写真・・・良い光景です。

きっと家族の良い思い出になりますね!

 

私達も順番を待って、

やった~!

パラパラと雨が降りましたけれど、すぐ止んで良かったですね~!

何も見えない山頂ですが、誰にとっても山頂は嬉しくなる所、

山頂は人を笑顔にしてくれるところですね!

 

今回の皆さんは登山を初めて1年、また2~3年ほどの人達です。

そのような時期は、段々と苦手な部分が見えて来ます。

暑いのが苦手、登りが苦手、下りが、そして岩場が・・・。

 

山頂で行動食を食べて楽しい昼食、大休止を済ませて

下山です。

下山は弥蛇ヶ池へと下り周回ルートです。

山頂部の下りでは険しい岩場が有ります。

いつも通り、手袋を使用して岩角を掴んだり、

木の根を掴んだりして確実に下ります。

「これを持ってください!」

「次はこれで~す!」

「ここに左足を置いてください。」

 

そんな感じで一歩一歩下っていると

段々に下り方が伝わっているかのように

皆さんの動きが良く成って来ます。

要領を掴んでしまえば、あと慣れだと思っています。

 

女性の人は・・・

急な岩場の下りが苦手な人は少なくないと思っています。

何か所かに、鎖が有っても良いような場所もありました。

ここはそんな岩場が苦手な人にとってのトレーニングに

本当に良い場所だと思います。

 

ここまで来れば安心です。

振り返ってみた岩場は霧にかすんで残念ですが、

下の写真の通りでした。

下の写真は、ネットから拝借した写真です。

 

道は石ゴロとなりますが、

転落危険無いので周辺の景色も目に入って来ます。

紅葉です。

 

そして弥蛇ヶ池(ミダガイケ)に到着です。

 

幻想的に池が霧に隠れたり見えたりで、七変化でした。

 

 

山頂からは男体山や中禅寺湖などが

手に取るように見えるのですが、

標高2500mの山頂はすべてが霧に隠れていました。

でも

参加されたみな様は・・・

「来年は北アルプスを目指したい。」

「地図とコンパス持参で山に行ってみる。」

「自分に伸び代がある気がした。」

「体調管理はたいせつにする。」

そんな前向きなコメントを頂きました。

いつもそうですが、

前向きな人と一緒に居ると、本当に清々しい気持ちに成ります。

いいなァ~!

 

霧に包まれていた日光白根山で前向きな山の一歩ですね。

 

山ってやっぱり良いもんですよね~!

日光白根山が、また好きになりました。

 

・・・・

登山・トレッキングのガイド「風」  (HPも宜しくお願いします。)
 

・・・
風」のガイドプラン ← (こちらも宜しくお願いします。)