秩父・二子山は何度も
この左に落ちている岩稜は一般登山道ではありません。
昭文社の登山地図を見ると破線で示されている難路です。
又峠まで一般道ですが、東岳や西岳山頂への各ルートは、
危険な難路だということを・・・ご了解してください。
私はいつもロープで確保して皆さんをお連れします。
危険な山です。
さて・・・
前置きはこの辺にしておいて、本題へと進みます。
19日は日曜日のため、駐車スペースがあるか心配しながら
案の定・・・
少なく見ても30台は駐車車両がありました。
殆んどはクライマーの皆さんの車です。
夏季は岩からの浸み出てきた水がクライミングの邪魔になるため、
この乾季に集中して皆さんが集まります。
又峠まで、ほんの10分ほどで到着します。
ヘルメットやハーネスなどの装備を整えて
東岳でウオーミングアップです。
東岳では何本かの斜め移動の鎖を登ります。
此処で知り合いのグループが登山中に1人転落して
帰らぬ人になったのは、ほんの2年前でした。
ここを通過する度に思い出します。
この山の岩は、
石灰岩のため、濡れた岩肌は特に滑りやすくなります。
事故の日も雨が降っていたそうです。
私達はスムーズに鎖場を通過して
東岳からは西岳が良く見えます。
Tさんは過去に登られた両神山を見て嬉しそうでした。
そして慎重に下り・・・
少し行動食を食べて行動再開です。
こんな看板を横目に見て
取り付へ着きます。
ハーネスのベルトの締め付け方法と
締め付け具合をもう一度確認します。
いよいよ核心部です。
シッカリとロープで確保して・・・
「どうぞ・・・!」
「は~い。登りま~す。」・・・呼称の合図も大切ですね。
下に東岳の岩稜が見えます。
登って来た安定した場所で・・・
しっかりセルフビレ-を取りましょう!
まるで一ノ倉沢の岸壁に居るような写真ですね。
「どうぞ~!」
「はい、登りま~す!」
何度かそんなことを繰り返し、山頂付近の稜線に着きます。
ここはクライミングルートの終了点ですので、
クライマーの方と出会います。
「こんにちは。」 「チワ~ス!」・・・
そして山頂です。
クライマーの皆さんに1枚撮ってもらいました。
ラッキー!
二子山の上級ルートは、
こんな感じでロープで確保が良いと思います。
安全です。
I さんもロープが無いと登れないと言ってました。
右下はローソク岩です。
鋭い岩稜コースがまもなく終了します。
いつ見てもこの傾斜は威圧的です。
ここのウオーミングアップは・・・
「悪魔のエチュード」という日本一被った、
傾斜のある10aです。
見ると悪魔の雰囲気ピッタリです。
秋の紅葉と石灰岩の山を堪能して
無事に下山してきました。、
こんな鋭い山も日帰りトレーニングには
丁度いいですね!
そして・・・
山は色々あって面白いですね~!
登山・トレッキングのガイド「風」 (HPも宜しくお願いします。)
・・・
「風」のガイドプラン (こちらも宜しくお願いします。)
https://www.youtube.com/watch?v=NNO4tT9LQD4