2017・2・18   妙義山・鎖と岩トレ | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

登山をしていると・・・「私の山登りは、県内の日帰りハイクだけです。」
・・・とか言うことを時々お聞きします。
また、「いつかはあの山へ登りたい。」そのような言葉もお聞きします。

どこの山も山は非日常的な世界です。
岩も有れば鎖もあります。事故の可能性があります。
色んな目的意識を持って参加されたみな様との
楽しい妙義山中でのトレーニング登山でした。

妙義神社を参拝してから、沢沿いの道を登り、
怪我防止で保安用品のハーネスとヘルメットを装着します。

早速鎖が出て来ました。
その前に各自の装着状況の点検です。
ハーネスはお腹を目いっぱいへこました状態で装着するくらいが良いです。
初めて装着する人の大半はゆるめです。

「お腹をへこましてください。」
「このくらいですかね!」

そして
ヘルメットは途中でズレたりしない程度に、しっかりあご紐を締めましょう。


鎖を持って・・・
何やら説明していますが・・・
鎖も太いものと細めのものがあります。
縦に設置されたもの、斜めに設置されたものなど、
色んな角度で設置されてあります。

真剣な表情でいる皆さんを見ると、
私も熱が入ります。


すぐ上は傾斜は緩いが、落ちたら大変な鎖です。
ハーネスに接続したカラビナを鎖に掛けて
一歩一歩、一手一手確実に登ります。

そして大の字が設置された大岩に掛けられた鎖を登ります。
両手で鎖を持つと体が振られる場合があります。
可能であれば片手が鎖、片手は岩角が良いと思います。

全員が登って今度は下りです。
上から下を見ると・・・
「本当に下りることが出来るのか?」
そんな思いがする岩と鎖です。


下りは足場が見えにくいものです。
肩越しに左右から、
また足の間からも下の岩を観察することが大事です。
「足を置く場所(スタンス)が決まってから足を動かしましょう!」


「こわい~ッ!」そんな言葉が聞こえましたが・・・
「私なら出来る!」そんな言葉を心で繰り返して下ると良いと思います。

全員が登り下りを終えて、
上を見上げると結構傾斜があります。
「どうでした?」 ・・・「怖かったです!」 
「でも出来ましたね!良かったですね!」 ・・・

そんな繰り返しが、「私は鎖や岩が好きで~す!」
・・・となるのです!

1人ひとり登り下りをシッカリ見ていると・・・
やはり下りの足を置く場所を見つけることが、難しいようです。
繰り返し練習しましょう!




その後幾つかの鎖をクリアーしてきました。

安全な所へ到着して保安器具を取り外しました。
小休止している皆さんからは・・・
何となく満足している感じが伝わって来ました。


慣れない岩や鎖、
そしてロープやハーネスで色々気を使われたことと思います。
お疲れ様でした!


駐車場へ戻ると4時近くなっていました。
風も無い暖かな日のためテントを張らずに鍋を囲んで空腹を満たしました。
味はいかがでしかた?



道路や駅を歩いている時は、
足元を見ることは殆んど無いかと思います。
登山道で、傾斜が急になったり、石ゴロの道では足元を見るようになります。
そして岩が出てきたりすると、誰もが足元を見ます。
足元を見るということは・・・
自然に
足を置く場所を見つけて、そして決めているということと思います。
慣れているから、瞬時に決めていることだと思います。

鎖がある岩場の登り下りも足元を見て、足を置く場所を決めて足を置く・・・
それはクライミングでも同じです。
「この小さな岩角に足を置けば、手が届く・・・」
そんな感じです。


頑張ってくださ~い!


駅でお別れする皆さんの表情は、
疲れでなく、
山の世界が広がったように見えました。


山ってやっぱり良いですよね!
山に登って元気が出ます!

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登山・トレッキングのガイド「風」  (HPも宜しくお願いします。)

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風」のガイドプラン  (こちらも宜しくお願いします。)