2016・7・23~24 黄昏の燕山荘 燕岳 | 高橋 丈のブログ

高橋 丈のブログ

山を登るということ、辛い時の方が多いかも知れません。
でも、頂上で交わす握手や笑顔は代えがたいものが有ります。

日帰りハイキング、夏山縦走、雪の山、
色んな山について、ここで紹介したいと思っています。

週末は長野の裾花観光様のシリーズもの最終回
北アルプス 燕岳でした。

群馬の低山から徐々に段階を踏んで、憧れの北アルプス燕岳となり、
春からの夢も膨らんで、
不安と夢が同居した第一歩を皆さんと一緒に登り始めました。

第1ベンチから第2ベンチ・・・
小さな一歩 一歩です。
しかし、足を前に出せば一歩山頂に近づいていることは確かです。
車のアクセルを踏むこととは全く違い、自分で登らなければなりません。

後方を振り返ると・・・
1列になって、静かに足を前に出していたみな様の姿
辛そうな姿・・・
少し登る速度が速すぎてしまったようです。




まだ知らない山頂を目指して、
自分の脚力や荷物の重さを感じながら、
頑張って登っている姿を見ると
明日の天候を願うばかりです。


図鑑で知っていたコマクサをやっと見に来た人
沢山のコマクサに・・・
どの花にカメラを向けようか
迷っています。

「良い写真が撮れましたか?」



そして霧の山頂では・・・
確かに頑張った自分が居ました。
私は頑張って登って来た みな様の証明者です。
みな様の満足そうな笑顔に
思わず
「頑張って来て良かったですね~!」と言葉が出ます。
全員で一緒に登りました。
燕岳登山隊員全員登頂成功です。

残念ながら曇天により何も見えない頂上でしたが、
登山口から何万歩も積み上げて来た山頂でした。


毎年燕岳に何度も登りますが、
ここの山は入門的な山であるため、
初めての北アルプスへ登ったみな様、
感動も大きなものです。

明日はご来光の前から、黄昏の情景を楽しんで頂きたい。




翌朝は・・・
朝4時に起きて部屋を出ました。
月が輝き、山小屋の朝は始めっています。

ダウンのジッパーを上まで引き上げ、外を歩き 東の空は

オレンジ色に染まっているのを見て安心しました。


良かった!

本当に良かった!


4か月も前から
「燕岳」を何回も何回も口にして、
お誘いして来た甲斐がありました。

きっと素晴らしい景色が見られることでしょう!

暫くそんなことを考えていました。



小屋の中では食事が始まり、グッと活気帯びて来ました。


そして玄関先ではヘッドランプを点けて、山頂へ登る準備をしています。

このようなひと時が、気分を盛り上げてくれます。
良い雰囲気です。
山頂でバンザイをしてくださいネ。
思いっきり素敵な笑顔でカシャリとやりましょう。

切り取った その一瞬はきっと宝物になります。


刻々と姿を変える景色で・・・
私も大忙しです。

待ち望んだ輝かしいご来光は 雲に遮られて
見えませんでしたが、
夜と朝のバトンタッチは、本当に素晴らしいものでした。


この感動から
この景色から
そして燕山荘の朝焼けから、
北アルプスの登山はスタートするのかも知れません。




北アルプス初登頂は燕岳
初めての小屋泊まりは燕山荘
そんな人は少なくないと思います。


やっぱり、
お誘いして良かった~!


お腹いっぱい朝ごはんを食べて、
名残惜しいこの景色に別れを告げて、
みな様と一緒にゆっくりゆっくりと下山して来ました。


やっぱり燕岳は・・・
北アルプスの第一歩にふさわしい山ですね!

達成感・辛さ・感動・癒し・連帯感・・・
・・・今頃、
参加されたみな様も、
私と同じように
写真を見ながら
そんな言葉を味わっていることと思います。


やっぱり、山って良いですね!